第2回ダイヤモンドトレイルラン完走


今日は、第2回ダイヤモンドトレイルランに参加しました。
                   
ダイヤモンドトレイルとは、奈良県ドンズルボウから二上山大和葛城山
金剛山を経て、紀見峠そして岩湧山から槇尾山に抜ける約45キロの尾根道
を言います。
  
この大会では、ドンズルボウではなく、スタートが当麻寺付近となっています。
ゴールも紀見峠から少し下りた紀伊見荘で、全長36キロで戦います。
制限時間は8時間です。
このコースは普通に登山で歩くと、約15時間の行程です。                  
            
 
 

コース紹介をしましょう。
前半は、当麻寺付近(標高150M)から一気に二上山の雌岳(474M)
まで登ります。
  
そこから一旦第一チェックポイント(関門)の竹内峠まで下ったあと、
平石峠、岩橋山(658M)を経てアップダウンを繰り返しながら
大和葛城山(959M)に登ります。
  
そして第二チェックポイントとなっている水越峠(標高約400M)まで
一気に下ったあと、急峻な坂を金剛山(標高1125M)近くまで登ります。  
金剛山には寄らずに、そのすぐ横を通りぬけると、ちはや遊園と呼ばれる
平地があり、そこが第三チェックポイントでスタートから21キロ地点です。
この第三チェックポイントの関門の制限時間は午後2時(スタートから
5時間30分)なのです。
      
      
         
 

後半は金剛山ちはや遊園(21キロ地点)からです。
これまでひたすら稜線を南下してきましたが、このあたりから西に進路が
変わります。
  
先ず、中葛城山(937M)まで長い坂を下ります。
その後、アップダウンはあるものの、じわじわと下って行き、スタートから
27キロ地点となっているのが行者杉で第四チェックポイントなのです。
 
ここからは紀見峠まで一気に登山道を下っていきます。
途中、木製階段がやっかいです。
紀見峠からは一般道に入り、ゴールの紀伊見荘までは約2キロ強なのです。
       
          
          
       

おけパパは午前7時30分にスタート会場に到着しました。
           
         
       

スタート直前の様子です。
みんな、リュックサックを背負って走るのです。
リュックサックには、飲料のほか、軽食や防寒具、時には日が暮れることを
案じて、カンテラを入れている人もいます。
        
おけパパは、リュックサックに500ミリペットボトル2本(水とポカリ)
と、軽量のウィンドブレーカー、前回のトライアスロンでもらった
ヴィダーインゼリー2個、そして板チョコ1枚を入れてスタートしました。
           
         
         

スタートして先ずは二上山の雌岳を目指します。
いきなり登山道に入ってランニングもままなりません。
             
   



二上山の登山道を走って登るおけパパです。
      
  
          
         

スタートから30分足らずで二上山の雌岳を通過です。
       
    



二上山からは羽曳野の町が見下ろせました。
       
     
      

竹内峠の第一チェックポイントに下りてきました。
未だスタートして45分です。
順調な滑り出しです。
           
        
     

竹内峠から平石峠へと向かう途中です。
ここから、大和葛城山までが急峻な坂と峠への下りの繰り返しで
とてもハードなのです。
             
       
     

ダイヤモンドトレールの石標です。
           
ちなみにダイヤモンドトレールの名前の由来ですが、この金剛生駒紀泉
国定公園の中にある金剛山地の最高峰(大阪府の最高峰)の金剛山
掘削できる金剛石のことを昔の人はダイヤモンドと呼んでいたそうです。
それで、この金剛山地の稜線上の縦走路をダイヤモンドトレールと名付け
られたのです。
          
       
 

平石峠に到着です。
この先は急峻な登り坂が続くので、ポカリスエットで水分と塩分補給です。
            
         
   

標高658Mの岩橋山に到着です。
           
          
      

この標識を超えると大和葛城山に向け一気に登ります。
          
          
 

大和葛城山への地獄の階段攻撃です。
先に見える選手もほとんどが走れずに山歩き状態です。
         
        
    
          
  

この標高まで上がってくると、楓が紅葉しています。
         
  
    
 

と言っているうちに大和葛城山に到着です。標高959Mです。
三角点はこの横を少し登ったところですが、無駄な力と時間は使えないので
このまま通過です。
この地点で午前11時すぎ、スタートから約2時間30分が経過していました。
       
      
       
  

大和葛城山から水越峠に下る道です。
水越峠は時間制限の関門があるので、先を急ぎます。
         
標高959Mから標高400Mまで一気に500Mも下るのです。
ということは、金剛山に向けては反対にそれを登るということです。     
     
     
     
美しい景色だったので写真に撮りましたが、たいしたことないですね。
         
      
        

第二チェックポイント(第一関門)の水越峠に到着です。
時刻は午前11時45分、スタートから3時間15分が経過です。
ここでの制限時間は12時30分ですので、45分の余裕を持って通過です。
       
ここはスタートから15キロ地点ですから、これまでのランは時速5キロにも
満たない速度です。
         
とりあえず、ポカリスエットを飲んで出発です。
次の関門は金剛山のちはや遊園で制限時間は午後2時です。
               
         
       

金剛山への登りでは紅葉が美しかったのです。
       
     
 

この標識を超えると一気に坂がきつくなります。
とりあえず、板チョコを三分の一かじり、水分補給をしました。
 
ところが、この後にハプニングがやってきたのです。
すでに登り坂への足の筋肉が限界にきていたおけパパは、このあとの急な
階段攻撃の前に、ふくらはぎをこむらかえりさせてしまったのです。
   
とりあえず5分ほど動けず、足をほぐしてレース復帰したのですが、登りに
おけるスピードが大きく落ちてきたのです。
金剛山のちはや遊園の関門での制限時間が気にかかります。            
        
 

やっとの思いで金剛山の山頂広場に登ってきました。
午後1時になっていました。
ここからちはや遊園までは走って15分程度かかります。
              
      
       

とりあえず史跡金剛山の石碑を記念撮影です。
 
登り坂は足がつりそうになりますが、平地や下り坂は使う筋肉が異なるのか
まだまだがっつりと走れます。      
    
       
        
     

金剛山頂上付近をちはや遊園に向けて走るおけパパです。
    
 

 

ということで、金剛山頂の遊歩道を全速力で走り、ちはや遊園に到着しました。

この第三チェックポイント(第二関門)の到着時刻は午後1時15分で、
スタートから4時間45分でした。
まだ、関門の制限時間の午後2時より45分の余裕を保ったままです。 
    
と思い、チェックポイントの看板に目をやると、スタートから21キロ地点と
書いてありました。
ゲエー! まだこの先15キロもあるんかいな!!!
          
ここまで時速5キロに満たないスピードだから、計算するとゴールの制限時間
午後4時30分までに到着するには、時速5キロを維持しないとヤバいのです。
           
           
  

ということで、金剛山に別れを告げて先を急ぎます。
ここからは稜線がこれまでの南北から急に東西へと向きを変えます。
したがって、この金剛山も右手にみながら坂を下ることになります。
           
      
 

葛城山までは快調に緩やかな下り坂を走りました。
           
          
 

左手に橋本市のりんかん田園都市の街並みが見えてきました。
  
しかし、長い下りの合間に時折急な登りもあります。
ここで2回目のハプニングで、先ほどとは異なる左足の太ももが攣ったのです。
このあとしばらくは超スローペースでしか登りを進めなかったのです。
        
したがって、ちはや遊園で45分の余裕がありましたが、ここでその余裕を
使ってしまったのです。
               
   
 

それでもなんとか行者杉まで下ってきました。
この時点で午後2時45分になっていました。
ここはスタートから27キロ地点で、残りが9キロです。
その9キロを1時間45分で行ければ制限時間内での完走が可能です。
 
これまでの平均時速は5キロ未満ですから、なんともぎりぎりですね。
         
           
      

第四チェックポイント(最終ポイント)で給水します。
  
聞くと、この先紀見峠までの6キロは急な階段の下りがあり、そのあとは一般道の
緩い下り坂となるそうです。
階段はスピードが出ませんので、一般道で必至に走るしかなさそうです。
        
       
 

標高763Mのタンボ山を越えると、紀見峠(標高約400M)まで一気に下るのです。
        
    
 

紀見峠に出ました。
ここで一般道に合流です。
いよいよ和歌山県橋本市に突入です。
思えば、奈良県をスタートし、大阪府を抜け和歌山県までやってきたのです。
               
この時点でなんとか挽回して午後4時少し前です。
あと2キロ弱です。
          
           
 

といいながら紀見峠の看板を撮影です。
      
     
 

ゴール! です。
最後の一般道を1キロ5分少々のスピードで走り、紀伊見荘にやってきました。
          
かなりきついレースでしたが、何とか制限時間内で完走となりました。
             
       
 

結果は ネットタイム 7時間34分18秒、
順位は242位でした。
        
   
この後、家に帰ったですが、強烈な筋肉痛に襲われたことは言うまでもありません。