天狗岳へ

昨夜(2月25日)に大阪の自宅を出て、マサとともに冬の八ヶ岳に向かいました。
本格的な冬山の初級としてアタックできる天狗岳を目指します。
マサにとってこれが初めての2500m級の本格的な冬山です。
大阪から名神、中央道を走り、約7時間で登山口となる渋の湯に早朝到着です。
写真は登山口から2時間30分ほど登った位置にある黒百合ヒュッテです。
少し休憩して朝ごはんのおにぎりを食べました。



黒百合ヒュッテを超えると、しばらくの間は一層雪が深くなります。




黒百合ヒュッテから間もなく行くと、標高2410mの中山峠に到着です。
ここで、分岐を北に向かえば、高見の小屋、麦草峠方面へ、南に向かえば
我々が目指す天狗岳方面です。




中山峠を越えると森林限界に達し、森の中から急に岩と雪だけの世界になり、
視界が開けます。
そして、目指す天狗岳の双山(東天狗と西天狗)がはっきりと現れます。
このあと、登山コースも急峻となり、一歩、一歩ピッケルとアイゼンを踏み込む緊張の
連続となっていきます。
マサはピッケルを持っていませんが、急峻な斜面と稜線ではパパとアンザイレンで
登るので、なおいっそう緊張が高まります。




ようやく頂上に到着です。
標高2646メートルの東天狗岳で記念撮影をしました。
残念ながら、この日は非常に風が強く、気温もマイナス30℃近くと冷え込む
天候であったため、後ろに見える西天狗岳への登頂はあきらめました。

結局、山小屋で泊まらずに来た道を下山し、渋の湯のお風呂で温まってから、
その日のうちに大阪の自宅まで突っ走って帰りました。