1日目 古座川ダウンリバー


毎年恒例のGWカヌーキャンプはおなじみの古座川です。
GW渋滞を避けるため、大阪府泉大津の自宅を朝の4時に出発し、
古座川明神橋の河原には朝8時に到着です。
とりあえずベースキャンプとしてテントを張ったのですが、
GWにもかかわらず、キャンプをするのは我々のみです。


それもそのはずです。
4月29日の大雨のために、明神橋の河原に出るためには、
この写真のように大きな石がころがる深い水の中を渡らなくては
ならない状況となっていたのです。
さすがハイラックスサーフです。
街中では大きく重たいだけで小回りのきかない車ですが、このような
荒れた河原や水の中は、高い車高とデフロック4WDの性能のおかげで
ものともせずに進めます。


本流の古座川を下るか、支流の小川を名勝地である滝の拝から下るかが
毎度おなじみの選択なのです。
古座川は川幅が広く水量も豊富で初心者向けの川です。
一方、小川は上流にダムがなく、水量は雨に左右され、川幅も狭いこと
から、増水時にはテクニックが必要で、カナディアンカヌーでは「沈」
を覚悟しておかないといけません。
しかし、小川の透明度は古座川の比ではなく、いつもすばらしいものです。

本日は4月29日の大雨の影響がまだ残り、増水していることもあって、
沈がいやな我々は、古座川本流を下ることとしました。
出発は古座の一枚岩のすぐ上流の地点からです。
ここから明神橋のベースキャンプまでは、通常であれば、エビ取りや
魚釣り、それからお昼の酒盛りをしながらのんびり下ると、だいたい
6〜7時間のダウンリバーで、ちょうどよい距離なのです。



緑色のカナディアンカヌー、オールドタウン製「キャンパー」には、
サキとパパ、そしてラブラドールレトリバー犬「ムスビ」が乗り込みました。
サキとムスビのツーショットです。


オレンジ色のダッキー、青木カヌー製「AK2」には、マサとママが乗り込み
古座川を下ります。


サキ、パパ、ムスビのキャンパーです。
4月29日の大雨の影響で、増水とともに川の色がクリームソーダのように
なっています。


透明度はありませんが、クリームソーダ色の川の上を進むと、いつもとは違う
不思議な感覚で、スキーのようにカヌーが滑っているように感じられます。

カヌーは、毎回同じコースを下っても、その時の水の状態で毎回異なった気持ち
になれることが飽きない理由かも知れません。



増水のため、川の流れも速く、あっという間に鶴川橋近くの休憩ポイントに
やってきました。
予定より早く、11時とお昼には早いのですが、今日の朝ごはんも早かった
ことから、お昼ごはんとなりました。
ママとパパはビール片手に家から持ってきた蛸の刺身やオイルサーディンを
つまみます。


一方で子供たちは、暖かいにゅう麺や家から持ってきたおにぎりを腹いっぱいに
ほおばります。


今日は水の透明度がないために、エビ取りをすることもできず、あっという間に
キャンプ地近くの飛び込み岩までやってきました。
今日の気温は21度と暖かいのですが、さすがに泳ぐには寒すぎます。
寒さに強いマサだけが飛び込みをして楽しみました。


河原のもの思いにふけるサキです。
今日は川の流れが速く、お遊びもできなかったので、キャンプ地である明神橋
河原には午後1時すぎに戻ってきました。


同じくもの思いにふける? ムスビです。


明神橋から風呂に入るために、カヌーでぼたん荘という温泉宿に向かい、
その後バスで車を古座の一枚岩まで取りに行きました。
そして、日も暮れ、バーベキューで晩餐です。
昨日買ってきた、ほたるイカの刺身をつまみにまずはビールです。

バーベキューについては、炭火で・・・と思っていたのですが、持ってきた
炭が少々古く、湿気てしまっていたようで・・・
残念ながらフライパンでの焼肉となってしまいました。

メインディッシュは、家から持ってきたサーロインステーキです。
このころにはビールにワインにたくさんの空瓶がころがっていました。



日中は天気がよく暖かかったのですが、さすがに夜は冷えるので、焚火が
気持ち良く、火の傍らで飲むワインもおいしいものです。

ふと空に目をやると、満点の星空で、パパの好きな北斗七星が北の空に
光輝いていました。

ということで、夜も更け、酔いもまわったためおやすみなさいとなりました。