根子岳経由で四阿山登山


今日は、長野県と群馬県の県境にある、日本百名山のひとつ
である、四阿山(あずまやさん)に根子岳(ねこだけ)経由で
登りに行きました。
           
  
  

3連休ですが、おけパパは昨日と明日が仕事ということで、
中日を利用して山登りに行くことにしました。
天気予報では、関東近郊はかなり雲の立ち込める天気。
そこで、比較的良さそうな長野方面に行くことにしました。
  
朝5時に起床し、東京駅に行きました。
東京駅5時28分発の北陸新幹線はくたか551号」に乗ります。
             
 
 

はくたか551号は、北陸新幹線開業とともに投入された新型の
新幹線でした。
しかし、今日は3連休の中日です。
午前6時の時点で、グランクラスグリーン車を含めて指定席は
すべて満席とのこと。
仕方なく自由席の切符を買いました。
             
 
 
 

始発駅であるためか、自由席はガラガラでした。
1号車5番E席に座りました。
            
 
 
 

途中、軽井沢に停車です。軽井沢は霧の中でした。
         
 
  

定刻通り、午前7時55分に上田駅に到着です。
        
 
 

上田駅付近は意外と栄えていました。
        
 
 

上田駅舎に隣接したJRの駅レンタカー屋さんに行きました。
 
実は、本日はバスの時間がうまく取れそうにないので、
事前にレイル&レンタカーを申し込んでいたのです。
これは、新幹線のチケットは往復とも2割引きになるのでお得です。
        
 
 

一番リーズナブルなトヨタヴィッツを借りました。
        
 
 

午前9時、スキーで有名な菅平高原に到着。
菅平牧場の駐車場に車を止めました。
         
 
 

今日は、菅平牧場を出発し、先ずは根子岳(ねこだけ)を目指します。
そして、稜線歩きをして日本百名山のひとつ、四阿山(あずまやざん)に
登った後、中阿山を経由して再び菅平牧場に戻るという、コースタイム
6時間30分のトレッキングです。
       
 
  
 
 

登山口を出発したのは午前9時10分でした。
          
 
 
 

きちんと登山届を提出します。
         
 
 

駐車場を下に見ます。
           
 
 
 

先ずは根子岳です。
今日の天気は、午前中は曇りですが安定しているとのこと。
昼から気圧の谷の影響で雲が増してくるとのこと。
頂上へ急ぎます。
        
 
 
 

菅平高原が美しく見えています。
     
 
 

目指す根子岳も頂上が見えています。
根子岳は眺望がすばらしいとのことですので、これは楽しみです。 
                
 
 
 

白樺林が1400m付近でダケカンバ林へと変わっていきます。
         
 
  
 

順調に歩いていきます。
   
 
 
 

かなり上がってきました。
      
 
 
 

菅平高原がはるか下のほうになってきました。
       
 
 
 

いよいよ頂上です。
  
ところが・・・
  
  
 
 

根子岳(2207m)に到着した時には、ガスの中でした。
眺望どころか、すぐ目の前もガスで見えません。
根子岳へは急いで登り、コースタイムの2時間より大幅に早い
1時間10分で到着したのですが、ガスのほうが一歩早かったようです。
         
 
 
 

しょうがないので、根子岳から四阿山へと向かう稜線の道を進みます。
         
 
 
 

溶岩でできた一枚岩がそびえています。
実は、この四阿山根子岳はもともとひとつの大きな山であったそうです。
遠い昔に噴火爆発があって、四阿山根子岳の間に大きな穴があき、
そこが標高差200mの鞍部となったのです。
       
        
 
 

ガスは晴れません。
どうやら標高2000m以上のところに雲として垂れ込めているようです。
     
 
 
 

晴れていれば美しい山道なのでしょう。
          
 
 
 

遠くを見てみますが、よく見えません。
      
 
 

ここが四阿山根子岳の鞍部で、2000m付近です。
            
 
 
 

根子岳はダケカンバと熊笹の草原の見晴の良い山でしたが、
四阿山に入ると、溶岩が固まった岩やトドマツの林となり、2つの山は
全く様相が違います。
            
 
 
 

四阿山の最後の登りは木道でした。
         
 
 
 

四阿山(2354m)に到着です。
丁度午後12時でした。
根子岳からコースタイムどおりの1時間40分で到着です。
ここは長野県ではなく、群馬県嬬恋村だということです。
 
しかし、ガスで何も見えません。
      
  
 
 

登山地図には眺望良しと書いてありますが、このとおりです。
         
 
 
 

一応、おけパパは自撮り棒で撮影です。
 
 
 

ここでお昼ごはんにします。
気温は摂氏2℃で、風も強いので結構寒いのです。
しかし、予想に反して全く雪がないので驚きです。
今年は暖かいので雪も遅いのかな。
       
 
 
 

昼食はおにぎりと、シーフードリゾットです。
温まります。
        
 
 
 

四阿山からの一番見通せたときに写真を撮りました。
   
 
  

下山開始です。
再び菅平を目指します。
          
 
 
 

下山は中阿山を経由します。
       
 
 
 

四阿山の噴火跡です。
        
 
 
 

根子岳頂上は依然雲の中です。
        
 
 
 

浅間山方向を望みますが、まったく見えません。
       
 
 
 

2000mより下にくると、下界が美しく見えます。
ここで少しティータイムです。
           
 
 
 

阿山より菅平を望みます。
  
  
 
 

美しい景色です。
  
実は、おけパパはひとりで山歩きをして、誰もいない山を楽しみます。
だから、下山のときはiPhonで歌を聴きながら、ひとりカラオケを
楽しみます。
  
   
 
 

大きな声で歌っても誰にも聞こえません。
      
 
  
 

あるのは広大なダケカンバ林だけです。
 
おけパパのカラオケはさらに調子があがり、尾崎豊さんの名曲、
「I LOVE YOU」になりました。
  
この時、事件は起きたのです。
 
「I LOVE YOU」の2番に入り、おけパパは♪「アイラーヴュー〜
若すぎる二人の愛には〜」♪と大きな声で歌っていたところ、
突然目の前に30代くらいの女性が現れたのです。
 
女性たちはニタニタ笑っていました。
それっておけパパの歌があまりにも美声であったからでしょう。
         
 
  

ということで、かなり高度が下がり、美しい白樺の林に入りました。
       
  
  
 

ここで突然、特別天然記念物ニホンカモシカに出会ったのです。
もちろん野生です。
水を飲みに来ていたのでしょうか。
      
 

アップで撮れました。
       
 
 
 

ということで下山です。
         
 
 
 

根子岳四阿山はますます雲の中に入っていました。
         
 
 

ここに東屋がありました。
山は四阿山(あずまやさん)、前には東屋(あずまや)さんです。
       
 
 
 

もとの登山口にはちょうど午後3時に戻れました。
コースタイムは6時間30分ですが、おけパパは5時間50分でゴールです。
             
 
 
 

上田駅でレンタカーを返したあと、上田駅午後4時15分発の北陸新幹線
「あさま622号」に乗りました。
指定席はすべて売り切れでしたが、自由席はガラガラで、行きと同じの
1号車5番E席に座れました。
          
 
 

東京まで新田次郎の山岳サスペンスを読みながら、うとうとしていました。 
        
 
 
 

軽井沢は帰りも霧の中でした。
      
 
 
 

東京到着は午後5時52分でした。
       
 
 
 

東陽町のマンションに戻ったおけパパは、いつものように西友で食材を
買って、ひとりで寂しく登頂祝いをしたのでした。
 
今日は豪華、生牡蠣、お刺身(鯛、鮭、烏賊、鮪)、たらば蟹に加え
ポテトサラダをつまみに、イェールビール、苗場の地酒を飲んだのでした。
  
そのあと、ニッカウィスキー余市を飲んでいると眠くなってきたので、
おやすみなさいなのです。