厳冬の谷川岳頂上宴会登山


厳冬期の谷川岳山頂の写真です。
(出展:「冷たい風のような火」)
 


今日は日帰りで厳冬期の谷川岳登山に友人のゆうパパと出かけました。
 
  
  
  

登山の前日、おけパパのマンションで登山に向けた前夜祭を行いました。
       
 
 
 


ゆうパパは大阪から仕事の出張に合わせて、東京入りです。
仕事で出張するのにピッケルや登山靴、大きなリュックサックを持って
くるのがすごいところです。
 
      
 
 
 


朝5時40分に東陽町を出た我々は、東京駅に向かい、午前6時30分発の
ガーラ湯沢駅行き「Maxたにがわ401号」に乗り込みました。
        
      
 
 


指定席は満席だったので、自由席に座りました。
1号車の2階に乗り込みましたが、座席には十分空きがありました。
            
 
 


午前7時53分に上毛高原駅に到着です。
             
 
 
 

上毛高原は快晴です。
今日の天気予報は関東、北関東は快晴ですが、新潟、上越は曇り時々雪です。
上毛高原駅から午前8時発の谷川岳ロープウェイ乗り場行き関越交通の路線バスに
乗り込みました。
           
     
 
 

バスの乗客のほとんどは、谷川岳登山もしくは谷川岳山麓スノーシュー散歩など
に行く人のようです。
       
 
 
 

上越国境にある谷川岳ロープウェイ乗り場に着いたのは午前8時40分すぎでした。
天気予報どおり、上毛高原の快晴とはうって変り、曇り空です。
       
 
 


着替えを済ませてゴンドラに乗り込みました。
これで一気に1300m付近にある谷川岳スキー場まで登ります。
                 
     
 
 

スキーやスノーボード客に交じってゴンドラに乗ってきました。
           
 
 
 

午前9時30分、谷川岳頂上に向けて谷川岳スキー場を出発です。
気温は比較的高く、0℃です。
       
 
 
  

谷川岳スキー場ゲレンデの横から山に登って行きます。
             
 
 
 

谷川岳は残念ながら雲の中です。
少しでも晴れることを祈りつつ登って行きます。
  
       
 
 
 

歩き始めて45分ほどで熊穴沢避難小屋に到着です。
今年は暖冬の影響で雪も少なく、1月、2月は雪に埋まってしまう
熊穴沢避難小屋が見えている状況です。
積雪は2mに満たないと思われます。
         
 
 
 

残念ながら雲行きは良くなるどころか、だんだんと悪くなっているようです。
                
 
 
 

谷川岳に向けた本格的な登りが始まりました。
ストックをピッケルに持ち替えて登ります。
       
 
 
 

今歩いてきた尾根を振り返ります。
雲が広がって視界が悪くなってきています。
           
 
 
 

稜線に出ました。
天候は悪化して吹雪になってきました。
視界もホワイトアウトになってきて稜線を示している赤旗がなければ、
歩けない状況です。

暖冬で雪が水分を含んでいるようで、稜線の登りでは雪が重くアイゼンの効き
も悪い状況です。
このあとの稜線の急登では、ふくらはぎ下程度のラッセルでの登山となりました。
残念ながら危険なので写真はしばらくなしです。
 
              
 
  


肩の小屋に到着です。
雪の状態がよくなく、ここまで登るのに3時間以上を要しました。
吹雪がさらに強くなってきました。
気温のマイナス10℃以下に下がっています。
        
 
 
 

吹雪の中、午後12時50分に谷川岳トマの耳(標高1963m)に登頂です。
まったく景色が見えません。視界は30mくらいと悪い状況です。
                
 
 
 

気温マイナス10℃を下回っており、吹雪の中なので記念撮影のみです。
残念ながら頂上での宴会は断念です。
        
 
 

晴れていればこんな感じの場所です。
(出展:「冷たい風のような火」)
 
 

            
 
 
 

この頂上のさらに20分ほど奥に、谷川岳のもう一つの頂上である
オキの耳がありますが、視界が全くなく、かつ雪庇も大きく張り出している
ようなので、これ以上行くのは危険と判断し、ここを到達点として戻る
ことにしました。
  
  
  
  

肩の小屋です。
         
 
 
 

ざんげの岩まで降りてきました。
雪庇が大きく張り出しています。
            
 
 
 

下っていく方向を写真に撮りました。
天気は悪い状況です。
下山も冬の雪山と思えないほど雪がやわらかく崩れて歩きにくいのです。
まるで春山のような雪質で、グリセーディングで下りて行くような状況です。


         
  
 

吹雪の中、稜線を下っていきます。
       
    
 
 

本来なら景色のよい場所ですが。 
       
 
 
 

稜線から尾根道に変わるところです。
右も左も切れ立った谷になっているので、滑落するとお陀仏です。
            
 
 
 

そのような中、午後1時40分に熊穴沢避難小屋まで下りてきました。
ここで遅めの宴会としました。
登りはこの場所から頂上まで2時間30分かかりましたが、下りは何と
1時間弱でした。雪質のせいでしょうか。
何はともあれ、雪の降る中ですが、乾杯です。気温はさらに下がっています。
       
 
 
 
 

ビールで乾杯しましたが、寒いのですぐに熱燗にしました。
家から持ってきた、鮪、烏賊、鮭、ブリの刺身と、網でエイヒレ、めざしを
焼いて酒の肴としました。
アルコールは、サッポロビール、熱燗用日本酒「高清水」、ボジョレーヌーボー
です。
           
 
 
 

寒いので、豚汁を作ってにゅう麺にして食べることにしました。
              
 
 
 

午後4時のバスに乗るために、午後2時30分に宴会を中断して、
熊穴沢避難小屋を後にしました。
ここからはピッケルをストックに持ち替えて、スキー場まで下ります。
              
 
 
 

谷川岳スキー場が見えてきました。
              
 
 
 

スキー場まで下りてきました。
南の空は晴れており、やはり天気の悪いのは、ここ上越国境から新潟側のようです。
             
 
 
 

午後4時のバスに乗るため、急いでゴンドラに乗り込みます。
             
 
 
 

無事下山し、今朝登山届を提出したポストに下山届を出します。
          
 
 
 
 

再びロープウェイ乗り場の前で記念撮影です。
                
  
  
 

すぐに午後4時発の上毛高原駅行きのバスが来ました。
               
  
 
 

上毛高原駅に戻ってきましたが、快晴でした。
               
  
 
 

プラットフォームで新幹線を待ちます。
              
 
 
 

上毛高原駅午後5時13分発「とき334号」に乗ります。
往路の新幹線と異なり、2階建てではありませんでした。
               
 
 
 

自由席に乗り込んだ我々は、無事の下山祝いということでビールで乾杯です。
              
 
 
 

東京駅には午後6時20分に到着しました。
                 
 
 

東陽町に戻った我々は、厳冬期の谷川岳登頂祝いということで、近くにある
天狗鮨に行きました。
         
 
 

純米酒で乾杯です。
             
ゆうパパは明日、成田でゴルフがあるということで、このあと、成田空港行の
バスに乗っていきました。
おけパパは部屋に戻り、シャワーを浴びてすぐに寝てしまったのです。