ゴールデンウィークなのに閑散とした日光で男体山登山


今日は、ゴールデンウィークの中、日本100名山のひとつである
日光男体山(なんたいさん)に登山に出かけました。

実は、山の天気予報では、登山適格A,B,CのうちのC(風雨があり、
登山には適しません)でしたが、昨晩に天気図を見ると天気の回復が
早そうであったため、晴れると判断しての決行でした。    
          
 

地下鉄東西線東陽町を朝5時10分に出る始発に乗ります。
車内はガラガラです。
         
 
 

茅場町日比谷線に乗り換え、北千住まで来ました。
ここから東武線の南栗橋行き区間快速に乗り換えです。
          
 
 

南栗橋駅東武線の新栃木行きの各停に乗り換えです。
早朝は東武線の直通特急がなく、快速と各停を乗り継いで日光へと
向かいます。
            
 
 
 

新栃木駅でようやく最終目的地の東武日光行きの各停に乗り換え
となります。
          
 
 

ゴールデンウィーク後半の休暇ですが、東武日光行の各停は
意外とガラガラで登山客や観光客の姿が全く見当たりません。
ひとりでボックス席を占有して、お茶の飲みながら、西村京太郎の
推理小説を読みます。
  
   
 

朝8時すぎに東武日光駅に到着しました。
東陽町のマンションを出て、すでに3時間が経過していました。
 
しかし、駅には登山客も観光客もいません。
ゴールデンウィークとは思えない状況です。
  
 

バスの時間まで30分あることと、バスだと中禅寺湖付近まで1時間かかる
ことから、タクシーに乗ることを考えましたが、同じ料金でレンタカーが
借りれると思い、トヨタレンタカーの事務所に飛び込みました。
ゴールデンウィークでしたが、すぐに借りることができました。
             
 
 
 

白のトヨタヴィッツを借りることとしました。
この車で日光いろは坂を越えて中禅寺湖畔に抜けます。
          
 
 

国道120号線を中禅寺湖畔に向けて走ります。
日光市街地を出ると、すぐに有名な日光いろは坂がやって
きます。
新緑がとても美しく、かつ、他に走っている車もほとんど
ありません。
            
 
 
 

一つ目のカーブ「い」です。
このあと、カーブは「ろ」「は」・・・と続き、
「を」までカーブがあるのです。
  
  
 

いろは坂は、上りと下りの車道が別々の場所を通っており、
一方通行です。
         
 
 

途中、日光男体山の絶景ポイントである那須平を通ります。
          
 
 

天気予報は外れ、登山に適さない天気どころか、快晴です。
日光男体山の頂上が青空に映えています。
          
 
 

日光いろは坂を超えると、真正面に日光男体山を見ながら
中禅寺湖畔の観光街に差し掛かります。
         
 
日光男体山の登山口へと行く前に、寄り道をします。
 


華厳の滝です。
なかなかの圧巻です。
        
 
 

朝も早いこともあって、有名な華厳の滝においても、観光客は
ほとんどいません。
  
  
 

ということで、いよいよ日光男体山の登山口へと向かいます。
         
 
 

日光男体山の登山口となる二荒山神社に到着です。
登山客や観光客はほとんどいないので、中禅寺湖の真ん前にある
無料駐車場に車を置くことができました。
         
 
 

二荒山神社中宮です。
    
 
 

10円の賽銭で、登山の無事をお祈りしました。
       
 
 

登山届は社務所に出すことになります。
       
 
 

日光男体山の登山口から頂上までは、この二荒山神社の私有地であり、
500円の登拝料(入山料)を支払います。
           
  
 

登山口は、二荒山神社中宮、そして頂上は二荒山神社奥宮となり、
頂上には男体山神社もあります。
信仰の山であり、500円を支払えば、登拝札をいただくことができ、
首からぶら下げて登るのです。
          
日光男体山の初登頂は782年(奈良時代)に勝道上人によって成し遂げ
られ、開山は1230年(鎌倉時代)だそうです。
 
 

これが登山口で、左手には「さざれ石」も祀ってありました。
        
 
 

ここから山に入ります。
午前9時30分に登山開始です。
 
 

先ずは階段からです。
      
 
 

階段を上がると一合目となります。
 
         
 
 

静寂の漂う一面が熊笹の森をしばらく歩いていきます。
        
 
 

3合目で林道に合流です。
    
 
 

眼下に中禅寺湖が見えています。
       
 


4合目には白い鳥居があり、ここからが本格的な登山道となります。
          
 
 

五合目です。
       
 

六合目あたりから、岩を登る登山道になりました。
         
 
 

登山からちょうど1時間30分で、中禅寺湖を見ながら大休止です。
          
 
 

七合目では鉄の鳥居がありました。
何故半分しか写真に写っていないか・・・?
左側には、ひとりのおっさんが座り込んでおり、写真にすると
美しくないので、それを避けて撮影したのです。
            
 
 

八合目です。
避難小屋がありました。
        
 
 

九合目に向けては木道の階段がつくられており、植生も変わり、
森林限界が近づいている雰囲気となってきました。
 
ここで、同じくひとりで登山に来ていた会社員の人と会話をして、
旅は道連れということで、下山して東武日光駅までご一緒した
のでした。
   
  

眼下の戦場ヶ原の向こうには残雪のある日光白根山(2578m)が
そびえています。
           
 
 

日本100名山の日光白根山をバックに記念撮影です。
      
 
 

中禅寺湖がとても美しいです。
        
 
 

戦場ヶ原もとても広大です。
              
  
 
 

12時ごろに日光男体山(2486m)奥宮に到着です。
        
 

日光男体山も日本100名山のひとつです。
      
 
 

奥宮の右手に日光男体山の剣があります。
ここに1等三角点があり、本当の頂上です。

この大剣は、1880年(明治13年)に鉄の剣として奉納されましたが、
東日本大震災での影響等で倒壊。
2012年秋に光り輝くステンレス製として生まれ変わったそうです。

 


日光白根山をバックに記念撮影です。
首から二荒山神社発行の登拝札をぶら下げています。
       
 
 

左の残雪の山が日光白根山、右の少し奥に見える残雪の山は、
尾瀬ヶ原にある燧ケ岳のようです。
              
 
 

日光男体山の頂上は広く、遠くの山の眺望は抜群です。
         
 
 

中禅寺湖の眺望も抜群です。
   
 

中禅寺湖と戦場ヶ原を見下ろし、日光白根山を見ながら昼食としました。
昼食は、貝ひもをつまみにビールを飲みながら、おにぎりとチキンラーメン
をいただくことにしました。
        
 
 

中禅寺湖と戦場ヶ原、そして日光白根山とともに乾杯です。
少しぬるくなっていましたが、ビールが美味しいです。
       
 
 

おけパパの今日1番の写真です。
これは頂上直下で撮ったものです。
 
13時になって、下山を開始です。
    
 
 

お昼をまわってからは、少し雲が増えてきました。
        
 
 

2000m以上には雲が広がってきました。
中禅寺湖もガスとのコントラストとなってきました。
        
 
 

15時30分近くになって登山口に下りてきました。
登山口の近くには、このあたりでしか見られない栃木県の絶滅危惧種
ある植物「白根葵」が満開でした。
         
 
 

車を駐車していた場所の真ん前が、中禅寺湖です。
    
 
 

甘いものが欲しくなったのです、ソフトクリームを買いました。
疲れた体にはとても美味いのです。
          
 
 

折角なので、日光東照宮へと行きました。
        
 
 

東照宮の入り口です。
          
 


荘厳な佇まいの大鳥居です。
  
 

五重の塔がありました。
  
  

拝観料1300円で東照宮に入ります。
仁王さんが守っていました。
          
 
 

これが有名な3匹の猿(見猿、聞か猿、言わ猿)だそうです。
            
 
 

これも有名な眠り猫です。
猿も猫も小さいものです。
  
  

奥院です。
  
 


薬師堂の鳴き龍です。
天井一面に墨で描かれた龍の顔の真下で木をたたくと、天井の龍から
共鳴音が響き、まるで龍が鳴いているように、その余韻が聞こえる
のです。
写真撮影禁止につき、鳴き龍は撮影できませんでしたが、まるで
漫画日本昔話の冒頭に出てくる龍のような顔でした。
                
 
 

観光客も少ないです。
         
 
 

おみくじを引くと末吉でした。
一昨年までは大吉しか引いたことのなかったおけパパが、昨年に
凶を引いてからは、小吉や末吉としょぼいものばかりです。
       
 
 

元来た道を戻ります。
         
 
 

17時過ぎに東武日光駅に戻ってきました。
 
旅は道連れをしていただいた会社員とはここでお別れしました。
         
 
 

帰路は、東武日光駅17時36分発浅草行きの直通特急
スカイツリー特急4号」に乗りました。
        
 
 

単独の乗客用に一席のみのシートがあります。
  
  

全席座席指定ですが、おけパパの乗った1号車はガラガラでした。
  
  

東武日光から約2時間で、夜の隅田川を渡りました。
    
  

浅草駅には19時30分に到着しました。
このあと、地下鉄銀座線と東西線を乗り継いで、東陽町に着いたのは
20時少し前でした。
  
  

マンションの風呂に入ったあとは、いつものようにプライスロック西友
購入した刺身や鮨で登頂祝いです。
サントリーエールビール、前回買った純米酒赤城山、今回買った
純米酒の日光誉で乾杯です。
刺身は、甘海老、烏賊、鮪、鯛のセットと旬のホタル烏賊、そして
鮨は貝づくしセットです。
 
ちょっと贅沢に夕食をいただいた後、土曜サスペンスを見て寝て
しまったのでした。
おしまい。