2日目 鳥海山登山で感動だ!


東北の名峰 鳥海山(ちょうかいざん)
標高2236mです。
 
鳥海山秋田県山形県にまたがる
福島県より北では一番高い山で、
山容が大きな独立峰の火山です。
別名「出羽富士」と言います。
  
  
  

横手セントラルホテルを早朝2時45分に
チェックアウトして、鳥海山を目指し
ます。
鳥海山登山口のある鉾立(ほこたて)
までは、鳥海ブルーラインの九十九折
の山道を登ります。
 
鉾立には早朝4時40分に着きました。
  
 
 
 

鉾立に着いたときには、雨が降って
いたので、駐車場で仮眠しました。
 
ようやく雨が霧雨となってきたので、
午前5時40分、サンドウィッチと
カフェオーレの朝食を取り、
出発の支度をしました。
 
  
  
  
 

立山荘も霧の中です。
今日は快晴の天気予報ですが、昨日と
同様、また裏切られて撃沈登山と
なるのでしょうか。
  
  
 
 

なんとか霧雨も濡れない程度となり、
午前6時に登山口を出発です。
  
  
 

今日のコースを紹介しましょう。
鉾立を出発し、往路で先ず目指すのは
外輪山のさらに外輪の稜線に建つ
御浜小屋です。
 
そこから稜線を歩き、七五三掛(しめかけ)
を経由し、鳥海山最高峰の新山2236mに
登頂。そして、外輪山の七高山2229mを
目指します。
 
復路は、外輪山の稜線を歩き、文殊岳と
鳥海湖のほとりを経由し、御浜小屋から
往路と同じ道を下山します。
 
総計 10時間の行程です。
 
 

  
 

TDKの東雲荘です。
玄関のドアが壊れているので、使用
されていないのでしょうか。
  
  
  
  

ガスが急激に上昇していきます。
太陽の光が出てきました。
  
  
 

下界の雲も晴れてきました。
秋田県沿岸の美しい海岸線の遠くに
男鹿半島が見えています。
  
  
 

完全にガスが晴れました。
遠くに鳥海山の山頂が見えてきました。
天気予報は当たったようです。
  
  
  

山形県側も海岸線が見えてきました。
  
  
  
 

太陽が稜線の向こうからその姿を
見せました。
  
  
  
 
 

午前7時15分、登山から1時間で
賽ノ河原に到着です。
 
ここでおにぎりをひとつ食べました。
今日、2回目の食事です。
今日は、往復10時間の山行です。
しっかり食べないとバテてしまいます。
  
  
 
 
 

賽ノ河原の標識で記念撮影です。
  
 
 
 

高度がだんだん増してきました。
仁賀保の街が眼下に見えています。
  
  
 
 
 

太陽の光を浴びる、おけパパです。
  
  
 
 

御浜小屋のある稜線に出ると、
鳥海山の絶景が出迎えてくれました。
午前7時50分と、出発から1時間50分です。
  
  
  
  

鳥海山をバックに記念撮影です。
  
  
 
 

眼下には鳥海湖とまんまるい形の
森岳がくっきりと見えています。
まるでムーミン谷のようです。
秋田駒ケ岳ムーミン谷は全く見え
ませんでしたが、ここはバッチりです。
  
  
  
 
 

午前8時20分、御田ヶ原に出ると、
鳥海山の山頂が目の前に現れました。
これまで2つの山を越えてきましたが、
ようやく山頂の全容を見ることが
できました。
  
  
   

登山道は一旦少し下った後、外輪山に
向けて登っていきます。
  
  
 
 

午前8時40分、七五三掛(しめかけ)
に到着です。
  
  
  
 

外輪山・千蛇谷分岐です。
ここから最高峰の新山へ一気に登って
いきます。
  
  
 
 

外輪山を超えると、一旦残雪帯まで
下りますが、その向こう側には、
もう遮る山のない新山がそびえて
いました。
  
 
 
 

残雪を登ります。
  
  
 
 

一番苦しい登り坂に、「頂上へ」の
看板があり、力をいただけます。
  
  
  
 
 
 

新山直下まで登ってきました。
新山は名の通り、1801年の大噴火で盛り
上がった溶岩ドームの峰です。
最後の噴火は1974年と、わずか45年前で、
新山の真横から水蒸気爆発があった
そうです。
  
  
 
 
 

新山へは、岩稜の合間を登ります。
数日前に積もった新雪が残っています。
  
  
 
 

午前11時ちょうど、とうとう鳥海山
最高峰 新山2236mに登頂しました。
  
 
 
 

この岩稜を登ってきたのです。
見下ろすと恐ろしいですね。
でも、また下りないといけません。
  
 
  

新山で記念撮影です。
  
  
 
 
 

次に目指すは、新山に対峙する外輪山の
七高山です。
外輪山もここが活火山であることを
物語っているかのような荒々しい姿を
しています。
 
新山は白い色の玄武岩、七高山などの
外輪山はこげ茶色の花崗溶岩で
しょうか。
  
  
  
 
 

七高山(しちこうざん)2229mには、
11時30分に到着しました。

 
 
 

七高山から見た新山です。
  
 
  

ここで、昼食として、今日3回目の
食事にしました。
先ずは登頂祝いとして、サッポロ黒生
で乾杯です。
 
後ろに新山、横に外輪山、そして目の前
には、栗駒山早池峰を望みながら
ビールをいただきます。
 
昼食は、サラミソーセージ、卵焼き、
おにぎり1個です。
 
 
 

12時ちょうどに再出発です。
 
太陽に大きな傘が被っていました。
明日は天気が崩れるのかも知れません。

  

 
 
 

往路は、この谷の中を歩いて、一気に
新山へと登りましたが、復路は、この
外輪山の稜線を下山していきます。
 
 
 
 

雲海の向こうに、昨年登った名峰の
月山(がっさん)が頂を見せていました。
  
 
 
 

鳥海山頂上を振り返ります。
真ん中の山小屋の上にそびえる大きな
頂が新山。
その右の奥にそびえるのが七高山。
さらにその右、手前が行者岳です。
  
鳥海山は大きな山塊です。
  
 
 
 

伏拝岳(ふしおがみだけ)から見た
山頂方向です。
  
 
  
 


今から歩いていく稜線です。
とても美しいラインです。
  
 
 
 

伏拝岳直下の河原宿小屋への分岐です。
  
 
 
  

おけパパと新山です。
ちなみに、おけパパが撮っている写真で
人に撮ってもらったように見える写真は、
自撮棒を地面に刺して、アイフォンの
セルフタイマーにして撮ったものです。
 
けっこう写真を撮るにも手間が
かかっているのです。
  
 
 
 

秋田の海岸線を眼下に撮影です。
  
 
 
 

山形の海岸線を眼下に撮影です。
  
 
 
 

みごとな稜線です。
  
 
  

ちょっと失敗です。
セルフタイマーが10秒なので、岩の上
まで登って撮るとなると、難しいのです。
  
  
 
 

これはうまくいきましたね。
  
 
 
 

山形側の内陸方向から、雲が湧き
たってきました。
  
 
 
 
 

これもうまくいきました。
  
 
 
 

文殊岳2005mまで下ってきました。
この稜線を縦走する人も少ないので、
ここで、ひとりカラオケです。
1曲目は、徳永英明レイニーブルー
でした。
2曲目は、プリンセスプリンセス
「ダイヤモンド」、そして3曲目は
キャンディーズの「暑中お見舞い申し
上げます」でした。
  
 
 
 

太陽の位置が少し傾き始めると、
これまで気づかなかった紅葉の
すごさがあらわになってきました。
  
 
 
 
 

往路でも通った、御田ヶ原分岐まで
戻ってきました。
  
  
  
 

復路は、ここから鳥海湖へと向かいます。
ここでカラオケの曲は、宇多田ひかるの
「道」が出てきました。  
 
 
 

枯れないハイマツの緑と草紅葉の
金色で鳥海山が映えています。
 
  
 
 
 

仙人平方面の草紅葉もなかなかの
ものです。
  
 
 
 

草紅葉の中で、鳥海山をバックに
記念撮影です。
  
 
 
 

鳥海湖のほとりにやってきました。
絶景です。
  
 
 
 

鳥海山と鳥海湖をバックに記念撮影
です。
ここで、今日4回目の食事を取りました。
チョココルネのパン1個とカフェオーレ
です。
これで下山までのパワーをつけました。 
 
 
 

セルフタイマー自撮りもうまく
いきました。
  
 
 
 

みごとな草紅葉と鳥海山再びです。
 
 
 
 

御浜小屋に戻ってきたのは、14時15分
でした。
鳥海山をバックに、再びカラオケです。
今度は、鈴木雅之の「タクシー」でした。
  
  
  
  

秋山では14時をまわると太陽がかなり
傾きます。
太陽が傾きを増すと、さらにまわりの
色が映えてきて、絶景ざんまいに
なってきました。
 

  
 
 
 

残念ですが、ここからは下山路で、
鳥海山の全容は見納めです。
 
  
  
 

14時45分、賽ノ河原に戻りました。
ここから先は、傾いた太陽に照らされる
紅葉をゆっくり見ながら下ります。
  
  
  
 

登るときには色が映えていなかった
場所も、時間が変わると全く異なる
景色になっていました。
再び、海岸線の遠くに男鹿半島
見えています。
  
 
 
 

おけパパの顔も、日焼けと傾いた
太陽の光で紅葉したように赤いですね。
  
  
 
 

みごとです。
  
 
 


鳥海山はかなり遠くになりました。
  
 
 
 

鳥海山と紅葉にいつまでも見とれて
しまいます。
  
 
 

鉾立の展望台まで下ってきました。
ここまで来ると観光客がたくさん
いました。
  
 
 
 

昨日は、暴風雨の山で撃沈でしたが、
今日は、快晴と紅葉の中、大感動の
山行となりました。
  
 
 


山形側の海を見ると、夕日が刻一刻と
海に近づいています。
  
 
 
 

鳥海山の見納めです。
大きな山でした。
  
 
 
 

立山荘が見えてきました。
  
 
 
 

16時ちょうど、無事下山しました。
今日は10時間の歩行でした。
 
 
 
 

下山とともに、鉾立に再び霧が張って
きました。
  
 
 
 
 

鳥海ブルーラインを下ると、
国道7号線沿いに、象潟(きさかた)温泉が
ありました。
ここで、今日の汗を流しました。
  
 
 
 

この温泉にはサウナと夕日を見ることの
できる展望浴槽があります。
  
しかし、やはり夕日は海岸から見るに
限ります。
同じ目線で見る夕日が一番美しいのです。
  
 
 
 

これです!
  
 
 
 

17時10分、日の入りしました。
今日は感動しっぱなしの1日でした。
  
 
 
 

象潟温泉から約1時間30分車で走り、
18時40分に秋田空港に戻りました。
 
チェックインした後、ロイヤルカード
ラウンジがあったので、ここで飛行機を
待つことにしました。
 
 
 
 

乗るのは、20時10分秋田発ANA410便
羽田行きです。
  
 
 
 

鳥海山登頂の疲れもあり、
プレミアムシートにしました。
  
 
 

というのも、機内で食事が出るため、
登頂祝いができるためです。
家に帰ってからでは22時を回るため、
機内でお祝いです。
プレミアムモルツと、長野県の十六代
九郎右衛門という地酒をいただきました。
  
 
 
 

羽田空港から東陽町までは、
リムジンバスに乗り帰ったのでした。
 
<東北山行 おしまい>
 
 

<おまけ>
翌日の夜。
結局、東北山行を振り返り、撃沈より
感動が大きかったということで、
ひとりお祝い会を行いました。
 
今年初のおけパパ大好物の生牡蠣と
美味しいお刺身を、もちろん、
地酒「鳥海山」とともにいただいた
のでした。

<本当に東北山行のおしまい>