5日目 釧路川カヌー


今日は釧路湿原内で釧路川をカヌーで下ります。
まずは、塘路湖キャンプ場にカヌーとカヌーに積む荷物のみを残し、
車を川下りの目的地である細岡まで回送します。
そして、湿原内を貫くJRの釧網本線の細岡駅から塘路駅まで列車に乗って
戻るのです。


列車は1両のみのワンマンディーゼルカーです。
何だか、かわいらしいものです。



いよいよ川下り開始です。

カヌーは塘路湖畔のキャンプ場より塘路湖に下し、釧路川に向け出発しました。
写真は、塘路湖から釧路川の支流である塘路川に入るところです。
JRのガード下を潜るといよいよ塘路川の流れに入ります。


塘路川から釧路川の本流に入りました。
釧路川は蛇行していますが、流れが速いことに少し驚きです。
釧路湿原を展望台から見ているだけだと、釧路川の流れは非常にゆっくりのように
見えていたのですが・・・・



湿原にタンチョウを見ることができるかな? と期待していましたが、出てきた
動物はエゾ鹿だけでした。
ちょっと残念です。

また、途中でJRの線路と接近したところで、トロッコ列車に出会いました。
乗客がこちらに向けて手を振っているので、我々も大きく手を振って応えました。


水流が豊富であることが写真でもわかります。



釧路川の流れが結構速く、予定よりもかなり早く細岡に到着です。
約10キロの距離をたったの1時間30分ほどで下ってしまいました。
関西の川でダウンリバーをするときは、10キロの距離だと3時間程度はかかるのです。



たまたま観光に来ていた人にカメラのシャッターをお願いしました。


川下りを終えた我々は、塘路湖に戻ってテントを撤収し、釧路川を車で遡り、
摩周・屈斜路エリアの近くにある多和平(たわだいら)という牧場の展望台に行きました。
ここは、天気が良いと、360度すべて地平線が見えるという地点です。
残念ながら、天気は曇りで360度とはいきませんでした。



次に向かったのは摩周湖です。



霧の摩周湖ではなく、湖面はくっきりと見えていました。


摩周湖の遊歩道を歩いていると、野生のエゾリス?に出会いました。
サキがひまわりの種をあげると、手のひらまで食べにきました。


摩周湖屈斜路湖の間に硫黄山という小さな山があります。
名前のとおり、硫黄があちらこちらで吹き出ていて、黄色い土の匂いが特徴的な
観光地です。



摩周湖から硫黄山を経てから川湯温泉に出てました。
そこから国道391号線を少し南下すると屈斜路湖へ向かう名もない林道があります。
その林道をしばらく走ると、キンムトー(湯沼)という静寂を保った沼があります。
キンムトーのまわりには、源泉がところどころで沸いており、硫黄のにおいが漂っています。
ちょうど、硫黄山の裏側にある観光地化していない秘密のポイントなのです。
写真はキンムトーで撮ったものです。


日も傾き始めたころ、屈斜路湖に到着しました。



今日の夜は屈斜路湖の和琴半島にある湖畔キャンプ場で過ごすことにしました。
お風呂はキャンプ場のすぐ横にある「湖心荘」という温泉旅館を利用しました。
しかし、夕食の食材を買うためにスーパーを探しに出たところ、キャンプ場から
10キロ以上離れた弟子屈の街まで行かないと買い出しのできる店がなかったのです。
といっても、当然、サッポロクラッシックビールは買い込みましたが・・