蛇谷ヶ峰へ家族で日帰り登山

鹿の骸骨




今日は滋賀県の比良山系にある蛇谷ヶ峰(標高907M)に
家族で日帰りで登山に行きました。

実は、本当は今日から明日にかけて、GWの我が家の定番となった和歌山県
古座川へのカヌー&キャンプに行く予定でしたが、一昨日から昨日にかけての雨で
古座川が少し増水しているとの情報で、カヌーは危険と判断し、急きょ登山に変更
したのです。


大阪府泉大津市の自宅を朝6時過ぎに出発し、予定では登山口に8時頃に到着の
予定でした。
しかし、今日はGW初日です。名神高速が大渋滞で、そのうえ事故も起こったようで
大山崎から全く動きません。大津まで普通なら20分のとこと80分の表示で大変です。
したがって、京都南ICで高速を降りて、京都市内を抜け、大原三千院経由で3時間
かけて登山口に到着しました。



蛇谷ヶ峰へは、朽木村にある「いきものの里」からアプローチするのが
便利です。「いきものの里」には予定より遅れて朝9時すぎに到着です。
今日の天気は晴れ時々曇りの予報とまずまずです。
写真は「いきものの里センターハウス」で、この付近はペットを連れての入山が
規制されていますが、きちんとセンターハウスで許可を取れば入山可能です。
ということで、我が家もラブラドール犬「むすび」の入山許可をいただきました。


歩き始めてまもなく、美しい桜の木がありました。まだ咲いているんですねえ。


少し行くと、子鹿と思われる死骸がありました。
跡を見ると、最近、他の動物に襲われて食べられてしまったようです。
抵抗して暴れた後もありました。


頭蓋骨です。
傷などからみて、熊のような大型動物に襲われたようです。



結構倒木などがあり、アドベンチャー気分です。


このような自然の山に入ると、犬のむすびが家族の中で一番元気です。


1時間ほど歩くと、尾根筋に合流しました。
ベンチもあったので、ここでちょっと休憩です。


休憩後、しばらく歩いて高度が上がってくると、残雪がありました。
このあたりから、雲行きがあやしくなってきました。
朝は晴れていたのに、今は上空にどんよりした雲が出ています。
比良山系は、関西でも屈指の豪雪地帯で、スキー場も幾つかあります。
これは、冬になると日本海側から寒気が入ってきて気温を下げ、雪を降らせるの
ですが、今日も春にもかかわらず、日本海側から寒気が入ってきているようです。
気温も6℃と結構寒くなってきました。


登山開始から約2時間で、蛇谷ヶ峰の頂上に到着です。
少し曇り空ですが、バックには比良山系の最高峰「武奈ヶ岳」が見えます。


頂上は少し風があって寒いのですが、持ってきたお弁当とラーメンで昼食です。
おけパパは当然、ビールのロング缶、今日はサントリープレミアムモルツを飲みます。


頂上からは琵琶湖と高島の町が美しく望めます。
天気が良ければ、ここからは遥か遠くに木曽御嶽山も望めるそうです。


下山を始めて間もなく、琵琶湖を眼下に写真を撮ってみました。


下山途中、小さな沢で休憩していると、サンショウウオを見つけることができました。
後で「いきものの里センター」で聞いたところ、このあたりの沢には、ニホンイシガメや
ヤマアカガエルなども生息しているそうです。



登山口近くまで降りると、名前はわかりませんが、鮮やかな花がたくさんありました。
ということで、パラパラと雨も降りましたが、何とか無事に下山しました。
このあと、朽木村にある「くつきの湯」で汗を流し、鯖街道に出て、おけパパとマサの
大好物の「鯖寿司」を買って帰路に立ったのです。



帰り道は、湖西道路から名神への道はかなり混雑するだろうと思い、ドライブもかねて
奥琵琶湖を回って北陸自動車道を使うことにしました。
途中、車窓から奥琵琶湖と名峰「賤ヶ岳」が美しく望めました。


奥琵琶湖には木ノ本というところがあります。
実は、おけパパ家族の親戚がこの地で酒蔵を経営しているので、突然ふらっと寄ってみました。
木ノ本を南北に貫く国道は8号線が今はメインですが、365号線の旧道が北国街道と呼ばれ、
古くからのメイン道路だったのです。
その北国街道沿いに親戚の「山路酒造」があり、写真はその前で撮影したものです。

山路酒造は、文豪の島崎藤村に愛された「桑酒」という薬酒の他、「北国街道」という名の
純米吟醸が有名で美味なのです。
最近では、NHK大河ドラマ「江」の舞台にも使われたことから、バラエティテレビ番組の
ぴったんこカンカン」で安住アナウンサーがやって来て番組内で紹介されました。


今は酒の仕込み時期ではないため、酒蔵に入らせてもらい、記念撮影です。
蔵内では、甘ーいお酒の匂いが漂っており、お酒の弱い人はこの匂いだけで酔ってしまう
そうです。


時間も夕方6時を回ったので、山路酒造をあとにして、帰路につきました。
途中、きれいに建て替わったJR木ノ本駅を見学して北陸自動車道に入りました。

しかし、このあと、再び名神高速で渋滞と事故で大変な目にあい、自宅に着いたのは
夜11時を回っていたのでした。