おけパパの夏休み2018(登山編) 1日目 上高地から北穂高岳を目指す


夏休みを取ったおけパパは、ゆうパパと二人で
北アルプス穂高連峰の縦走に出かけました。
  
 

8月4日の夜に泉大津の自宅を出発した
二人は、早朝、上高地への玄関口となる
沢渡(さわんど)に到着。
そこでタクシーに乗って、上高地へとつながる
釜トンネル前で開通時間の午前5時になるのを
待ちました。
左がもう使われていない旧トンネル、
右が新トンネルです。
  
  
 


午前5時15分。
上高地バスターミナルに到着した二人は、
登山に出発しました。
  
 
 

今回のコースの紹介です。
1日目は、上高地バスターミナルから明神、
徳沢、横尾と梓川沿いに歩きます。
横尾からは登山道に入り、本谷橋を渡り
涸沢を経て北穂高岳に登頂します。
標高1500mの上高地から標高3108m
北穂高岳まで1600mを登ります。
休憩を入れて10時間のコースです。
 
北穂高岳にある山小屋で1泊した後、
2日目には涸沢岳奥穂高岳に登頂した後、
岳沢を経由して上高地へと戻ります。
標高3100mの穂高連峰をアップダウン
しながら縦走し、標高1500mの上高地
へと下りるハードなコースです。
途中、涸沢岳付近は、滑落事故の多い
北アルプス屈指の危険地帯です。
これまた休憩を入れて10時間のコースです。
 
普通の人はこのコースを3日間かけて
歩きます。
  
 
 

朝日に照らされた梓川がとてもきれいです。
 
 
 

河童橋と奥には荒々しい山々をバックに
記念撮影です。
 
 
 

出発から10分弱で河童橋到着です。
 
 

一応、観光地ということで記念撮影です。
  
 
 

こんな朝早くから観光客が河童橋
やって来ています。
このあたりの宿泊者でしょう。
 
 
 

朝の木漏れ陽が美しい森の中を進みます。
 
 
 

午前6時10分に明神に到着。
トイレ休憩です。
 
 
 

明神岳前穂高岳に連なる北尾根が
荒々しい姿を見せています。
 
 


上高地バスターミナルから約2時間で
徳沢に到着です。
この建物は徳沢園というホテル風ヒュッテで、
昨年、燕岳から常念岳蝶ヶ岳をゆうパパと
二人で縦走した後に泊まった場所です。
 
 
 

ここから更に横尾まで梓川沿いを歩きます。
  

 

午前8時20分に横尾に到着です。
すでに太陽がギラギラと照り付け、ここが
涼しげな上高地であることを忘れるほどの
暑さです。
 
 
 

ここで大休憩を取ります。
持ってきたポケットウイスキーを飲みます。
 
 
 

20分ほど休憩して出発です。
この横尾大橋を渡り、いよいよ登山道です。
  
 
 

横尾大橋の上で記念撮影です。
 
 
 

午前9時30分に本谷橋に到着です。
 
 
 

本谷橋を渡ります。
 
 
 

本谷橋を渡ったところに日陰があったので、
少し休憩をしました。
 
 

涸沢が遠くに見えてきました。
 
 
 

涸沢に向けて最後の登りです。
 
 

本谷橋から約2時間。
午前11時30分に涸沢に到着です。
 
 
 

奥穂高岳をバックに記念撮影です。
  
 

更に涸沢カールをバックに記念撮影です。
涸沢のテント村はとても有名ですが、
今日はテントの数もまばらです。
 

 

これから登る北穂高岳をバックにこれまた
記念撮影です。
昼食休憩を予定している涸沢小屋が奥に
見えています。
  
 
 

午前11時45分に涸沢小屋に到着です。
ここで、生ビールをいただきます。
乾杯〜っ!
 
 

絶景の涸沢カールの雪渓と穂高連峰を見て、
おでんとモツ煮込みをつまみながらの
生ビールは最高に美味しいですね。
 
 
 
 

涸沢カールと生ビールです。
 
 
 

1時間休憩の後、涸沢小屋を出発しました。
すでに13時近くになっていました。
 
 
 

涸沢小屋からはかなりの斜度の登りです。
一気に高度が上がっていきます。
涸沢ヒュッテやテント村がミニチュアの
ように見えています。
涸沢は標高2300mです。
したがって、標高3108mの北穂高岳
までは、一気に900mを直登することに
なります。
ビールを2杯飲んだ二人にはかなり過酷な
試練です。
 
 
 

落石の危険もあるため、ヘルメット着用です。
 
 
 

おけパパの右側奥の上部に目指す北穂高岳
見えています。
 
 
 

ゆうパパが絶壁に近い一枚岩を鎖を持って
登ります。
 
 
 

おけパパも鎖場を登ります。
 
 
 

東の方角には、昨年登った常念岳が見えて
きました。
 
 
 

標高3000mを超えてきました。
 
 
 

北穂分岐にやってきました。
もうあと一歩です。
 
 
 

15時45分に北穂高岳(標高3108m)に
無事登頂できました。
上高地出発から10時間30分です。
休憩をたくさん取ったことと、生ビールによる
ほろ酔いで涸沢小屋からの足取りが重くなった
ため、通常のコースタイムより時間を要して
しまいました。
 
 
 

ゆうパパと登頂記念撮影です。
 
 
 

涸沢岳奥穂高岳も目の前に見えています。
 
 
 

今夜泊まるのは、北穂高岳の頂上直下にある
穂高小屋です。
先ずはチェックインして荷物を置きます。
 
 
 

そして、北穂高小屋名物の3108mの
頂上生ビールです。
北穂高岳頂上で、槍ヶ岳をバックに乾杯〜っ!
です。
 
 
 

槍ヶ岳とその手前の南岳が手の届きそうな
ところにあります。
でも、ここから歩くと6時間かかるのです。
 
 
 

ここで恒例となった頂上酒盛りです。
つまみは北アルプスの山々です。
東には燕岳〜常念岳蝶ヶ岳
北には槍ヶ岳、遠くに剣岳や白馬岳、
西には笠ヶ岳、遠くに北陸の名峰白山、
南には涸沢岳奥穂高岳前穂高岳
がくっきりと見えています。
これらの絶景をつまみに飲みます。
 
 
 

生ビールのほか、持ってきた地酒とワインを
いただきます。
地酒は青森の西田酒造店、田酒(でんしゅ)
特別純米酒を持ってきました。
ワインは2017年産のボジョレーヌーボー
です。
 
 
 

夕日も傾きだしたころ、ウイスキーにも
手が伸びます。
 
 
 

日の入りを前に、槍ヶ岳がその色を変え始め
ました。
 
 
 

橙色に染まる奥穂高岳涸沢岳をバックに
記念撮影です。
 
 

 

山の向こうに夕日が沈みます。
 
 
 

笠ヶ岳(標高2897m)に連なる稜線の
向こうに陽が沈みました。
 
 
 

夕陽と反対の方角には、大きな入道雲
発生していました。
 
 
 

夕食の後、ウイスキー片手にくつろぐ
二人です。
 
 
 

穂高小屋の中です。
 
 
 

真っ暗になった20時ごろ、再び北穂高岳
頂上に登りました。
写真に撮ることができませんでしたが、
満天の星空を堪能しました。
天の川、さそり座、北斗七星、カシオペア
他、火星が真っ赤に輝いていました。
また、かなりの数の人工衛星が空を行き来
しているのも見えました。
 
 
 

ということで、今日の山行は終了となった
のでした。
 
 
 

おまけ。
小屋でのおけパパの寝顔です。
お休みなさい。
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
 
  
 
 

 
 
 

 
 










 
 
 

 

 
 
 

 
 
 

  
 
 

 

 

 
 

 2018年 第19回ひわさうみがめトライアスロンに参戦


今日は、毎年ゆうパパとともに参加している
日本トライアスロン協会承認レースである
第19回ひわさうみがめトライアスロン
参戦です。
  
  
 
 


前日、トライアスロン会場となる徳島県
向けて出発しました。
出発前、おけパパの自宅前で気合を入れます。
 
今回は、なんとゆうパパの長男ゆう君も参戦。
そして、おけママも応援団として参加する
こととなりました。
  
 
 

明石海峡大橋を超え、淡路島を縦断して
四国に向かいました。
  
 

明石海峡大橋が美しく見えるSAで
少し休憩です。
 

 
 

宿泊地である徳島県阿南市で予約した
ホテルに向けて道を間違え、この道に
入って戻ろうとしました。
  
 
 

パトカーが進行方向に向かって止まって
いましたが、そのまま横を追い抜き
ました。
  
と、そのとき、パトカーからマイクで
止まれ!との声が。
  
 
 

目の前は阿南警察。
何と、ここは時間制限つきの一方通行路で、
今の時間は一方通行の時間とのこと。
ゆうパパの車も一緒で止められました。
 
パトカーも一方通行に逆行して止まって
いたやないか! と抗議したところ、
赤色灯をつけていたので、緊急走行状態で
あるため、逆行でも問題ないとのこと。
 
本当にそれでいいの?
それはおかしいでしょ、阿南警察さん!
40分にわたって炎天下の中、おまわり
さんに抗議しました。
抗議の成果はブログの最後に。

そして、40分の抗議で遅くなりましたが
宿泊地であるルートイン阿南にチェック
インしました。
 
 
 
 

そして大会当日の午前6時30分。
ゆうパパ、ゆう君とともに、
会場である美並町日和佐の大浜海岸に
やってきました。
  
 
 

おけママも応援団としてやってきました。
  
 
 
 

今日は、気温35℃を超える天気予報。
朝早くから太陽がギラギラしています。
  
 

朝早くから暑い会場で、気合を入れます。

 
 

受付を終え、トランジッションエリアに
バイクをセットしました。
  
 

トランジッションエリアでのゆうパパと
おけパパです。
 
 
 
 

その時、審判から少し注意をいただきました。
ゆう君のバイクにセットしているヘルメット
のあご紐のパッチンが外されていないとのこと。
パッチンをしたままだと、ヘルメットをかぶる
時間が短縮できるので、違反になるらしいです。
ん〜っ。そんな1秒を争うレースは我々には
無縁なのですが・・・
  
 
 

そして、3人で気合を入れます。
  
 
 
 

8時15分からウオームアップ水泳です。
3人で再度気合を入れ、ウオームアップを
しました。
  
 
 

そして、9時ちょうどに緑のスイムキャップ
のゆう君を含む40歳までの若い人たち
第1ウェーヴとしてスタート。
 
白いスイムキャップのゆうパパとおけパパ
などのおじさん達は、第2ウェーヴとして
スタンバイです。
 
 
 

9時02分。
ゆうパパ、おけパパの第2ウェーヴが
スタートです。
 
1.5キロのスイムは、情報によると沖合に
向けて弱い離岸流のため、750m地点まで
の往路は追い潮。
反対に、体力が下がってくる750m地点
からの復路が向かい潮で、苦しいレースに
なりそうです。
  
 
 

スイムを終え、トランジッションエリアへ
向かうおけパパです。
今日のスイムは調子が良いと思って泳いで
いたのに、いつもより5分ほど遅いタイム
であることに気づきます。
 
 
 
 

そして、バイクセッションに入ります。
乗車ラインの手まえで、審判から脱水防止
のため、給水をしっかりするように注意を
いただきました。
 
バイクコースは南阿波サンラインという
山岳道路です。
今日は、かなり暑く、きついバイクに
なりそうです。
 
 
 

いってきま〜す!
山岳道路40キロの死のロードのスタート
です。
 


最初はのどかな田園地帯を走りますが、
このあと急激に山道に入っていくのです。
 

 
 

死のロードからフラフラになって戻って
きたおけパパです。
暑すぎて意識もうろう状態です。
 
 
 

そして、気温35℃、猛暑での死のラン
10キロにスタートです。
  
 

川沿いのランコースは影になる場所がなく
炎天下をひたすら走ります。




途中、炎天下の沿道では、中学生ボランティア
などが頭から水をかけてくれます。
暑さで限界に達してる体が冷やされて再び
パワーが出てきます。
 
 
 

そして、フラフラでバテバテ状態となった
おけパパが死のランから戻ってきました。
 
 
 

そして、いつもより10分ほど遅いタイムで
ヴィクトリーロードを走り、ゴールしました。
 
 

何とかゴールです。
  

ガッツポーズです。
 
 

 
 

ゴールしてのソフトクリームは格別に
美味しいです。
 
 
 

結果は、ゆう君が3時間29分37秒で
総合630人中364位。
ゆうパパは、4時間08分08秒で
総合531位。
おけパパは、4時間09分00秒で
総合533位でした。

 

 
 

乙姫大使のおねえさん2人とも記念撮影です。
ここ大浜海岸は、日本屈指のうみがめの
産卵地で、NHK連ドラ「ウェルカメ」の
ロケ地でもあります。
 
 
 

3人は完走記念撮影ポイントでポーズを
とって、無事完走を祝ったのでした。
 
完走祝いといえば、泉大津の家に帰った後、
ゆうパパ家族とおけパパ家族の7人で、
駅前の寿司屋に行って、改めて完走祝いを
したのでした。
最初の生ビールは言葉にできないほど
美味かったです。
 
 
 
そして、おまけ。
 

前日の阿南警察前一方通行逆走では、
2点7000円の青切符
とほほ、でした。

 

 
 



 

  
 

 
 


 
 
 

 春の瑞牆山登山


今日は、甲斐の国と信濃の国の国境にある、
日本百名山のひとつ、瑞牆山(みずがきやま)
標高2230mに向かいました。
写真は花の中に浮かぶ瑞牆山です。
  
  
 

午前8時28分にJR中央本線韮崎駅
到着しました。
午前5時10分に東陽町発の東西線に乗り、
中野、八王子で電車を乗り継ぎ、すべて
各駅停車を使って3時間以上の道のりでした。
  
  
 

さらに、韮崎駅前を8時50分に出発する
山岳バスに乗り、自宅出発から約5時間を
かけて、10時15分に瑞牆山荘前(標高
1550m)に到着です。
山岳バスはさすがに割高で、片道2060円
でした。
東陽町から韮崎までの電車賃に匹敵する価格
であります。
 
この瑞牆山荘前の登山ポストに登山届を出して
出発です。
出発時刻は10時25分です。
  
  
 

今日のコースです。
瑞牆山荘から富士見平小屋を経て瑞牆山
頂上に立ったあと、不動滝、芝生公園を周り
再び瑞牆山荘に戻るコースです。
山地図でのコースタイムは、頂上までが
2時間50分、頂上から周遊して戻るのに
4時間10分の合計7時間00分です。
 
帰りの最終のバスが16時30分発です。
登山開始が10時25分であることから、
コースタイムどおりでは間に合いません。
速足での登山が必須となりますね。
  
 
 
 

出発してすぐに、目指す瑞牆山が目前に
現れました。
しかし、登山コースは、東側にぐるりと
回り込み、一旦谷を降りて再び登り返す
のです。
  
そのときです。おけパパは、目まいのような
症状で少しフラフラとしてしまいました。
昨夜の酒がまだ抜けていない二日酔いかな、
と思っていたのですが、後で知ったところ、
信濃の国震度5弱の地震があったとの
ことです。
ここ甲斐の国も震度2〜3だったそうですが、
落石がなくてなによりです。

 
 

10時55分、出発から30分で富士見平
小屋に到着です。
コースタイムは50分なので、かなりの
ハイペースでした。
 
この富士見平小屋は、昨年11月にゆうパパと
二人で金峰山(きんぶざん)に登った際、
下山時に立ち寄った場所です。

  
  

桃太郎岩という名前がついた大岩です。
瑞牆山近辺は、大きな花崗岩の岩が多く、
ロッククライミングをする人も多いのです。
  
  
 

今日、初の富士山です。
 
そういえば、昨日5月11日、この瑞牆山
すぐ北側にある小川山(標高2418m)に
おいて、5月9日から遭難して行方不明に
なっていた60歳代の男性が死体で発見された
とのことです。
小川山は一般登山コースではなく、熟練者向け
で、道迷いや滑落がよく起こる山です。
ご冥福をお祈りします。
  
 
 
 

胎内くぐりと言われる岩です。
もちろんくぐってみました。
  
 
 

後ろにそびえるのは、頂上手前の大やすり岩
というでっかい岩です。
瑞牆山の頂上は、鎧岩というでっかり岩の
上にあります。
中腹から瑞牆山を見ると、大やすり岩と
鎧岩が二つの兜のように見えるのが特徴です。
  
 
 
 

ということで、鎧岩の上にある瑞牆山
頂上(2230m)に到着です。
  
 
 

頂上への到着時刻は11時55分でした。
ここまでの標準コースタイム2時間50分の
ところ、1時間30分という結構いいペース
で来れました。
  
  
 
 

富士山をバックに頂上で記念撮影です。
  
 
 

頂上からは大展望です。
瑞牆山から真南に目をやると、
見事な富士山が拝めます。  
 
 

頂上から北西に目をやると、眼下に清里高原
が広がり、その向こうに高くそびえるのは、
おけパパの大好きな八ヶ岳です。
雪を被った一番高い山が赤岳ですね。
  
 
 

八ヶ岳を少しアップです。
左の一番高い山が赤岳、その右が横岳、
そして一番右端の緩やかなまるい頂上が
硫黄岳です。



 

そして、頂上から南西に目をやると、
眼下には大やすり岩があり、遠くには
鳳凰三山南アルプスがそびえています。
  
 
 
 

この絶景の中で、サッポロ黒ラベルでひとり
乾杯です。
富士山をバックに乾杯!
  
 
 

八ヶ岳と、そしてその左の奥に小さく見える
雪を被った木曽の御嶽山をバックに乾杯!
  
 
 

富士山の左側手前の大きな山、頂上に岩が
突き出ているのが、昨年11月にゆうパパと
登った金峰山(標高2599m)です。
この瑞牆山よりも300m高いためか、
仰ぐような位置にあります。
  
 
 

ということで、頂上でゆっくりしていると、
あっとゆう間に30分近く経ってしまいました。
今日はバスに間に合わせるために、下山を
急ぎます。
 
八ヶ岳の大きな山塊を見ながら出発です。
時刻は12時25分です。
周遊しての下山コースタイムは4時間10分。
帰りの最終バスが16時30分なので、
コースタイム通りに下山すると間に合わない
計算です。
 
  
 
 
 

頂上直下の鎧岩の下で、これまで登ってきた
南側の道とは反対の北側へと下りて行きます。
  
北側の富士見平小屋からの登山道は登山客が
登るポピュラーな道ですが、南側の不動滝を
周る登山道は、ほとんど登山客がいません。
頂上から不動滝までが山地図で「悪路」と
なっていること、この周遊路を行くと、
長時間の山行となってしまうためでしょうか。
そのため、この道では静かな山行が楽しめます。
  
 
 
 

出た〜!
下山時のおけパパ得意のひとりカラオケです。
1曲目はサザンオールスターズの「やや、
あの時代を忘れない」でした。
♪胸に残る〜愛しい人よ〜♪
 
2曲目は同じく「いとしのエリー」。
3曲目はグレイの「Beloved」でした。
  
人に合わない登山道なので思う存分歌えます。
 
 
 
 

夫婦岩という大きな岩がありました。
 
 
  

この渓流の中を渡渋(としょう)するのが
登山コースとなっています。
このように、橋がないところで川を渡るのが
3回くらいありました。
川が増水していると、渡渉が厳しくなると
思われます。
この周遊路が悪路と言われる所以かもです。
  
 
 
 

渡渋を繰り返し下山すること、45分で
不動滝に到着しました。
標準コースタイムが1時間なので、これまた
いいペースです。
滝壺の手前まで行けるので、マイナスイオン
を感じつつ、少し休憩しました。
  
 
 
 

再び、山の中の渓流沿いを下ります。
 
この季節、このような渓流には必ず、あの
かわいい奴がいるはずです。
おけパパが、渓流の淀んだ浅瀬の石を動かし
て探すこと約3分。
 
いました〜!!!
  
 
 
 

山椒魚です。
これはハコネサンショウウオという種類です。
大きさは5cmくらいなので、まだ子供です。
3月に卵から孵化し、成長すると10cm以上
になります。
ハコネサンショウウオは、干物にして食べると
香ばしい山椒の味がして、とても美味しいの
です。
精力増強にもなります。
おけパパも年齢とともに精力も落ちてきている
ので、山椒魚を食べると良いかもです。
 
山梨県では、アカシサンショウウオが絶滅
危惧種に指定されていますが、ハコネは
イエローにもなっていないため、比較的
簡単に見つけられます。
 
 
 
 

山椒魚は、食べずに、川に逃がしてやり
ました。
精力は別の食材で増強させることにしました。
  
 
 

林道に出ました。
13時45分でした。
  
 
 

再び林道から離れ、みずがき自然遊歩道を
歩いて行きます。
新緑がとてもきれいです。 
  
 
 
 

こんなに美しい森の中ですが、登山客には
全く会いません。
  
 
 
 

みずがき自然公園に出ました。
花の向こうに瑞牆山がそびえていました。
しかし、ここから見えているのは頂上ではなく、
頂上はさらに奥になるようです。
  
 
 
 

瑞牆山荘まではもう少しです。
  
 
 

瑞牆山荘に戻ってきました。
時刻は15時00分でした。
標準コースタイム7時間のところ、
約4時間30分で戻ってきたことになります。
  
 
 
 

瑞牆山荘で買ったソフトクリームを食べ
ながら、バスを待ちます。
  
 
 

最終バスの1本前の15時20分発に乗る
ことができました。
  
 
 
 

韮崎駅まで1時間15分、運賃2060円の
バスの旅です。
このバスは、山梨県北杜市(ほくとし)を
走ります。
北杜市はとても美しいところで、おけパパは
長野県諏訪郡原村に次いで、別荘を持ちたい
場所です。
まあお金があればの話ですが。
  
 
 
 

16時35分、時間どおりに韮崎駅に到着
しました。
 
 
 
 

韮崎駅16時53分発の新宿行き、
特急「あずさ26号」に乗ります。
途中停車駅は、甲府、八王子、立川と少なく
快適なはずでした。
  
 
 

韮崎駅を発車してすぐ、おけパパの隣にすでに
座っていたおっさんが、日本酒4合瓶3本を
持っていたので、お土産に買ったんだろうと
思って居ました。
すると、突然、純米吟醸の日本酒4合瓶を
コップにも注がず、いきなりラッパ飲み
し始めたのです。
 
このおっさんは、途中、車内販売で小さな
チーズ鱈を買っていましたが、立川に着く
までの1時間強の間に、なんと3本の4合瓶
をいとも簡単に飲んだのでした。
3本目の日本酒は少し残っていましたが、
チーズ鱈1本で、日本酒1升を飲み干し、
平気な顔で立川で降りて行ったのです。
水でもこれだけの量を1時間で飲むことは
できません。
あっぱれ、酒豪です。
  
 
 
 

ということで、19時に家に着いたおけパパは、
いつものように、一人で登頂祝いです。
前回、北海道の阿寒でアッカ〜んとなったので、
今日のお酒はとても美味しかったです。
  
 
酔いもまわり、10時には寝てしまいました。
  
 
 
 
 
 
 
 
 

 









  
  
 
 





 
 

 雪の雌阿寒岳であか〜ん!


今日は、雪山を求めて北海道へ日帰りで
飛びました。
目指すは、阿寒国立公園にある日本百名山
雌阿寒岳(めあかんだけ)標高1499mです。
この写真は、まだ氷結しているオンネトーから
見たもので、左が雌阿寒岳、右が阿寒富士です。
  
ただし、この時、今日の山行で起こる事を
おけパパは知る由もなかったのです。
  
  
  


前回の山行で、自撮棒が調子悪くなったため、
今日は新型です。
三脚も付いており、ブルーツースでリモコンで
シャッターを動かせるのです。
もうセルフタイマーは必要なしですね。
  
 
 
 

ということで、早朝、羽田空港に向かいました。
  
 
 


ANAスイートラウンジで、朝食をいただき
ました。
おにぎりとお味噌汁、スープ、そして
クロワッサンとカフェラッテです。
  
 
 
 


羽田空港7時45分発の釧路行き、
AIR DO(エアードゥ)71便に乗りました。
  
 
 

北海道の空の翼と呼ばれている、鮮やかな色の
AIR DOの機体です。
ボーイング737−700の小型機ですね。
  
 

23Fの窓側に座りました。
しかし、この機内では、23Cと23Dの
通路を挟んで座っていたオッサン二人が
離陸から着陸まででかい声でしゃべっていて
うるさかったので、CAさんに注意して
おきました。
 

飛行機はえりも岬近くの海岸線から着陸に
向けて一気に降下します。
翼の先に描いてある熊さんがかわいいです。
 
北海道の外は晴天ですが、何故か釧路地方の
強風の影響で飛行機の着陸が遅れました。
どういうこと?
  
  
 
 

釧路空港では、オリックスレンタカー
借りました。
9時30分に予約していましたが、店に
入った時には9時50分を回っていました。
 
トヨタビッツを予約していたのですが、
なぜかワンクラス上のアクシスでした。
  
 
 

釧路空港からは国道240号線、通称
「まりも国道」を阿寒湖方面へと向かいます。
 
道路の左右には牧場が広がっています。
加えて、タンチョウの鑑賞ができる公園が
複数あります。
残念ですが、もうタンチョウが見れる季節は
終わっていました。
  
 
 

1時間強で、雌阿寒温泉にある駐車場に
到着です。
ここは、歌手の松山千晴さんの出身地、
足寄町です。
  
 

目指す雌阿寒岳には、この雌阿寒温泉
駐車場から出発です。
  
 

今日のコースです。
雌阿寒温泉から真っ直ぐ雌阿寒岳のお鉢まで
登り、頂上まで行ったあと、来た道を戻ると
いうピストンコースです。
 

 

登山口です。
11時15分に登山開始です。
コースタイムでは頂上まで2時間10分です。
 

  
 
 

登山届に記名しました。
登山届のノートを見ると、今日、この山には
おけパパのほかに4名の入山があったようです。
  
 
 
 

いきなり雪道です。
  
  
 

雌阿寒岳は、活火山です。
2015年11月に噴火警戒レベルが
「2」から「1」に引き下げられたため、
頂上まで登ることができます。
 

 
 

2合目に到着です。
標高は約1000mです。
  
 
 

まだ雪はかなり深く、1m以上、場所によっては
2mほどあります。
 
それにしても、北海道なのにとても暖かいです。
標高1000mを上回っているのに、手元の
気温計では摂氏10℃ほどあります。
  
 

標高1200mくらいで森林限界を超えて
視界が広がってきました。
遠くに見えているのは、美幌峠、屈斜路湖
そして摩周湖の方向でしょうか。
  
 
 

おけパパも原生林の原野をバックに
記念撮影です。
 
本州の信州では2300m〜2500m付近で
森林限界を超えますが、北海道では1200mで
森林限界を超えます。
したがって、雌阿寒岳の標高1499mという
のは、信州の3000mに匹敵する気候なの
です。 
 
 


 

いよいよ活火山の活動域に入っていきます。
  
 
 

真正面に目指す雌阿寒岳の頂上が見えて
きました。
  
 
 

だんだん雪も深く、そして柔らかいために
ツボ足で歩くのもかなり体力を消費します。
  
 
 

空は雲一つない晴天です。
しかし、頂上の方向から、何か不気味な音が
聞こえています。
何の音かは、この時わかりませんでした。
  
 
 

五合目、標高1300mまで来ました。
このあたりまで来ると、雪がとても深く、
一歩足を運ぶと、膝まで足が埋まります。
時には、太ももまでズボッと足がはまり、
かなり歩くのに時間を要します。
  
 
 

七合目まで来ると、雪が少なくなりました。
おそらく太陽の日射と、強い風によるもの
だと思われます。
現に、風が強まってきたため、おけパパも
ウィンドブレーカーを着ました。
 
ここで1名の登山客に出会いました。
昼食中のようでしたが、雪の中を登って
疲れたので、ここで撤退を決めたそうです。
  
 
 

八合目、標高1400mです。
このあたりから、風がかなり強くなって
きました。
風速は15m程度でしょうか。
先ほどの頂上方向から聞こえる音もだんだん
大きくなってきました。
  
 
 

稜線に向けて最後の登りです。
ここで、1名の登山客が下ってくるのと
出くわしました。
その人によると、稜線上は風が台風なみに強く、
持っていた風速計では常に風速20mを超えて
いたそうです。
また、瞬間では30m近い暴風が吹いており、
頂上まで行けなかったとの談です。
 
そして、ここより上には誰もいないそうです。
今回もおけパパ独占状態の山になるのです。

 
 
 

稜線に出ました。
九合目の1450mです。
風はさらに強く、立っているのが精いっぱい
です。
風速は20m以上ある様子です。
  
 
 

頂上にあるお鉢です。
お鉢の底に見えているのは赤沼という
カルデラ湖です。
このお鉢をあと200m歩けば頂上です。
しかし、強風で前に歩くこともままなりません。
 
ここで、先ほどからの音の正体がわかりました。
とても強い風がお鉢のお椀型の山容を抜ける
時にアルト笛の低音のような響きを発して
いたのです。
 
 
 

お鉢を回り、あと頂上まで100m付近にて
阿寒湖とその奥に雄阿寒岳が見えました。

  
 
 

おけパパは何気なく写真を撮っているように
見えますが、実は20m以上の風が吹いて
おり、写真を撮るのも精いっぱいです。
体が風で持ち上げられます。
 
 
 

現に、おけパパの短い髪の毛ですが、
強風によって、持ち上げられています。
まるでキューピーちゃんのようになっています。
ウィンドブレーカーも首元で風により膨らんで
います。
  
 
 

頂上まであと50mくらいだと思われますが、
ここから先はとうとう歩くことができない程の
風となっていました。
風速は25m程度だと思われます。
 
何とか、お鉢の向こうに阿寒富士が見えました。
実はこの写真も立っていることができないこと
から、ほふく前進をしながら撮ったのです。
これ以外の写真は残念ながら撮れませんでした。
  
 
 

写真にも写っていますが、強風によって、
指の爪くらいの大きさの小石が飛ばされ、
体中にあたってきます。
顔に小石がバチバチあたり、また、立つこと
もできず、とてもじゃないけど、これ以上
この場所に居れません。

雌阿寒岳だけあって、こら「あか〜ん!」と
叫びながら、頂上を目前に撤退を決めました。
おそらく標高1480m付近です。
時刻は、13時30分になっていました。
 
 


九合目まで何とかほふく前進をしながら
戻ってきました。
ここは、風がまだマシです。
マシと言っても風速15m以上はありそうです。
 
  
 

九合目より少し下りた、風の少し弱い場所で
昼食です。
時刻は13時50分です。
サッポロ黒生を開けました。
登頂祝いではなく、頂上直下で断念したと
いうことで、雌阿寒岳にちなんで「あか〜ん」
と言って飲みました。 

  
 


雌阿寒温泉方向をバックに一人乾杯です。
 
雌阿寒岳アイヌ語で「ポンマチネシリ」
と言います。
ポンは「小さい」、マチネシリは「雌の山」
ということだそうです。

  
 
 

広大な原野を酒の肴にビールを飲みます。
飛行機で来たので、ガスコンロを持って
来れません。
残念ですが、いつものような宴会はなしです。

 
 

八合目に向けて雪原を下ります。
ここまで下りると、風は10〜15mくらい
ですが、あの頂上方向からの不気味な音が
よく聞こえます。
おけパパのウィンドブレーカーも風に
あおられて膨らんでいるのがわかります。
  
 
 
 

八合目に到着です。
  
  
 
 

雌阿寒岳を見返します。
本州の1500m級の山とちがって、
さすがに北海道の山は1500mでも雄大です。
  
 
 

氷結したオンネトーをバックに記念撮影です。
  
 
 

オンネトーのアップ写真です。
  
  
  

オンネトーをみながら小休止です。
テルモスに入れてきた熱湯でコーヒーを
ドリップして飲みます。
美味いですねえ。
  
  
  

でた〜っ!
下山時のおけパパの得意技、一人カラオケです。
この山にはもう誰もいません。
思いっきり歌えるのです。
 
もちろん、1曲目は足寄町にちなんで、
松山千晴さんの「恋」です。
♪愛することに〜、疲れたみた〜い♪
  
 
 

2曲目は、石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」
です。
♪上野発の夜行列車降りたときから〜♪
 
おけパパも30年前に青函連絡船に乗って
北海道に渡ったことがありますが、青森港を
出航するときに、この歌が流れるのです。
北海道への上陸と言えば、青函連絡船でしたが、
今は青函トンネルにその座を奪われましたね。
  
  
 

今日は山行中、ずっと快晴でした。
  
 
 

森林限界を下回る地点まで下りてきました。
この後は森の中です。
  
 
 

15時20分、無事下山です。
登り2時間15分、下り1時間50分でした。
 
さあ、この後、帰りの飛行機に乗らなくては
なりませんが、折角なので少し観光します。
帰りの飛行機は18時40分発なので、
18時にはレンタカー屋さんに戻る必要が
あります。
  
 
 

オンネトーで記念撮影です。
観光客は一人もおらず、静かな湖畔です。
今登ってきた雌阿寒岳と阿寒富士が美しく
輝いています。
  
 

再び雌阿寒温泉に戻り、汗を流すことに
しました。
雌阿寒温泉唯一の宿「野中温泉」の日帰り
温泉に入ることにしました。
何と、料金は350円とリーズナブルです。
  
 


350円とリーズナブルなためか、露天風呂は
手作り感満載の雰囲気です。
隣の女性用露天風呂がよく見えることにも
びっくりです。
残念ながら女性用露天風呂には誰もいません。
  
  


それでも、やっぱり露天風呂は気持ちいいです
ねえ。
かなり硫黄の匂いがきつい温泉で、温泉の湯が
顔にかかると、目がしみて開けられないくらい
塩分もきついようです。
  
 
 
 

汗を流してさっぱりしたおけパパは阿寒湖に
向けてドライブです。
ほとんど車は走っていません。
土曜日とはいえ、まだこの時期は観光シーズン
ではないのですね。
  
 
 

アイヌコタンにやって来ました。
しかし、ほとんど人がいません。
  
  
 

一応記念撮影です。
  
  
 

阿寒湖です。
誰もいないので静かです。
  
 
 

阿寒湖の観光船乗り場ですが、まだシーズン
ではないので、動いていません。
  
近くの土産屋さんに入りました。
阿寒湖畔のお店などは、冬の時期は休業で、
今日から営業を開始だそうです。
阿寒湖名物、「まりも」を買いました。
  
  
  

阿寒湖畔を17時に出発しました。
釧路空港まで40キロで、帰りの飛行機に
乗るためには1時間以内に戻る必要があります。
  
 
 

途中、ふきのとうがいっぱい生えている場所
がありました。
水芭蕉もたくさんあったのですが、まだ花が
開いておらず残念です。
ゴールデンウィークくらいが見ごろなので
しょうか。
  
  

誰も取って食べないのか、ふきのとうは大きく
なっています。
ここまで大きくなれば食べられませんね。
  
 
 

ということで、17時50分に釧路空港に
戻れました。
  
 
 

さっそく、ソフトクリームを買って食べました。
疲れた体に甘いバニラソフトは美味しいですね。
  
  
 

展望デッキに出てみると、ちょうど、これから
乗る飛行機が到着したところでした。
  
 

と、そのとき、ちょうどサンセットでした。
 

久しぶりに美しい夕日を見ました。
昨秋の鳥海山以来ですね。
 
 
 

釧路空港18時40分発、AIR DO74便
羽田空港行きに乗りました。
最前列の窓側1Fの座席でした。
  
うとうとしているうちに羽田空港には
20時25分の定刻に到着しました。
  
 
 

東陽町の家に戻ったおけパパは、恒例の
一人お祝いです。
今日は、登頂おめでとうではなく、「あか〜ん」
ですが、いつものように刺身などをいただきます。
ちゃっかり、阿寒湖で買った「まりも」が
左側に写っていますね。
 
ということで、雌阿寒岳登山はおしまい。
 
  
 
 
 
 
 
 
 

 
 

 
 


 







 



 
 


 


  

  
 
 




 








  
 
 


  
 
 

 


  
  
 
 

 

 雪の武尊山で宴会


今日は、ゆうパパとともに、まだ冬山で
雪の深い上州武尊山(ほたかやま)へと
出かけました。
もちろん、頂上で宴会をするためです。
  
  
 

前日、那覇から飛行機で東京にやってきた
ゆうパパと合流し、朝早い新幹線に乗るため
東京駅へと来ました。
乗るのは東京駅6時36分発上越新幹線
「たにがわ401号」ガーラ湯沢行きです。
  
 
 
 

珈琲を買い、新幹線を待ちました。
  
 
 


午前6時の段階ですでに指定席は満席。
グリーン席に座ることにしました。
  
  
  
 
 

上毛高原駅に7時53分に着いた我々は、
駅レンタカーへと向かいました。
予約していたトヨタ車を借りました。
  
 
 

車で走ること45分。
川場スキー場に到着です。
今日はここから登るのです。
  
 
 

今日のコースを説明しましょう。
川場スキー場のリフトでスキー場の最上部
まで行き、そこから剣ヶ峰を超えて、
武尊山へと向かうピストンコースです。
  
  
 

川場スキー場では、桜川エクスプレスと、
クリスタルエクスプレスと呼ばれる4人乗り
クワッドリフトを2つ乗り継いで登山口へ
行きます。
帰りもリフトに乗ることになります。
  
 
 
 

9時20分、スキー場を出発です。
  
 
 

今日は快晴で、リフトに乗っていても
全く寒くありません。
  
 
 
 

スキー場最上部を出発したのは、
9時50分でした。
  
  
  
 

ゆうパパがいきなりの急坂を登ります。
空は真っ青です。
  
 
 

まずは剣ヶ峰と呼ばれるピラミッド型の
ピーク(標高2020m)を目指します。
  
 
 
 

谷川岳連峰をバックに急登します。
アイゼンとピッケルワークがポイントです。
ミスると滑落です。
  
 
 

ゆうパパが先を行きます。
  
 
 

剣ヶ峰が見えてきました。
空は青く快晴です。
とても暖かく、ヤッケは必要ありません。
  
 
 
 

ゆうパパが剣ヶ峰に向けての最後の
登りを行きます。
  
 
 
 


剣ヶ峰の頂上で記念撮影です。
両端が切れ込んだナイフリッジなので
注意が必要です。
遠くに目指す武尊山が見えています。
武尊山までの稜線もきれいに見えています。
  
 
 

剣ヶ峰でのポーズです。
  
  
 
 
 

ゆうパパが剣ヶ峰直下の厳しい急坂を
降りていきます。
滑ると最後のスケです。
  
 
  

剣ヶ峰からもうひとつのピークに立つ
ゆうパパです。
ナイフリッジです。
  
 
 
 

広い稜線を武尊山に向けて一気に登って
行きます。
  
  
 
 

剣ヶ峰方向を振り返ります。
  
 
 

剣ヶ峰から武尊山までは、稜線上で
何度もアップダウンを繰り返します。
  
 
 

美しい雪庇がありました。
ゆうパパも写真を撮っています。
 
 
 
 

先ほど超えてきた剣ヶ峰をバックに
二人で記念撮影です。
  
 
 
 

武尊山の頂上はもうすぐです。
 
 
 
 

12時ちょうどに、武尊山(標高2158m)に
到着です。
  
 
 
 

そして、恒例の頂上での宴会開始です。
  
 
 

今日の肴は、生牡蠣、お刺身盛り合わせに、
網焼きでエイヒレ、ブリ、ししゃも、厚揚げ、
ホタル烏賊をいただきます。
そして、おでんとにゅう麺をいただくのです。
 
アルコールは、ビールに地酒(高清水と
鳥海山)、そして熱燗のマルです。
  
  
 

おけパパが尾瀬の燧ケ岳をバックに
よく冷えたサッポロ黒生を飲みます。
冬山としては風もなく、気温も摂氏0℃か
マイナス1℃かというくらいです。
とても暖かく感じます。
  
 
 

奥只見の山塊の向こうに真っ白な雪を
かぶった越後の山々をバックに、酒を飲む
おけパパです。
 
 
 
 

午後1時50分に、宴会も終わり下山を
開始しました。
  
 
 
 
 

剣ヶ峰に向けて再び歩いて行きます。
この時間になると、人は誰もいません。
我々二人でこの景色を独占です。
  
 
 
 

途中、雪面の下りをお尻を使って滑り
下りる、「尻セーディング」を披露です。
いわゆる尻滑りです。
  
 
 
 

大きな雪庇が張り出す稜線をおけパパが
歩いて行きます。
雪庇に乗ってしまうと、一気に雪が崩れて
最後のスケです。
  
 
 
 

剣ヶ峰への登り返しがきついですね。
  
 
 
 

再び剣ヶ峰に登頂です。
ゆうパパが傾き始めた太陽をバックに
剣ヶ峰頂上でポーズです。
 
 
 
 

谷川岳連峰をバックに祠を撮影です。
 
 
 
 

15時40分にスキー場最上部に戻って
きました。
リフトの最終時間は15時45分です。
ギリギリでした。
  
 
 
 

上毛高原駅には17時に到着です。
  
 
 
 

ソフトクリームを食べながら新幹線を待つ
おけパパです。
 
  

上毛高原駅17時26分発の上越新幹線
「とき334号」がやってきました。
  
 
 

8号車のグリーン席に座りました。
 
 
 

東京に戻った我々は、東陽町にある居酒屋
目利きの銀次」へと向かいました。
 
  
 

ここで無事での登頂祝いを行ったのでした。
 
ほろ酔いとなった二人はそのまま寝床へと
向かったのでした。
 
おしまい。
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 

 マサのキリマンジャロ山登頂


今回は、西表島から帰ってきたマサが、アフリカ
ひとり旅に出かけ、キリマンジャロ山に登りに
行きました。



これは2018年1月1日のスーパームーンです。
今回のブログに全く関係ありませんが、マサの
ツイッターから転写しました。
  
  
 
 

マサは、西表島から帰って間もない
2月17日に成田空港にいました。
エチオピア航空の飛行機でエチオピア
首都アジスアベバに向かうのです。
  
 
 

アジスアベバからキリマンジャロ山のある
タンザニアの田舎町へと向かいます。
再び飛行機のトランジットです。
  
 
 

タンザニアキリマンジャロ国際空港
に到着です。
ここから、キリマンジャロ登山の玄関口と
なるMoshiという田舎町へと移動。
  
 
 
 

タンザニアにはマサイ族が暮らしていて、
通貨を持たないそうです。
資産価値は牛やヤギの数の多さだそうです。
  
 
 

そして、ガイド1名、ポーター3名、
シェフ1名を雇い、キリマンジャロ山への
登山に向かいました。
標高は5895mと、富士山の1.5倍の
大きさのキリマンジャロはとても
偉大です。
  
 

キリマンジャロ山が近づいてきます。
日中の気温は30度を超えています。
  
 
 

Moshi(モシ)という町からキリマンジャロ
国立公園に入っていくそうです。
このあたりの標高は1000mほど
あるそうです。
 

 

登山開始直後の写真です。
まだうっそうと木々が茂っています。

  
 
 

野生のサルのお食事タイムを偶然見つけました。
 
 

1日で標高2700mのマンダラハットに到着です。
ハット(Hut)とは、英語で山小屋です。
日本ではドイツ語読みのヒュッテ(Hute)と
言いますね。
登山開始後1泊目の山小屋です。
 
 

標高3500m付近です。
ほぼ富士山の9合目です。
 
 
 

植生も下界とは相当違うようです。
  
 
 

ホロンボハット3700mに到着です。
ここで登山開始後2泊目となります。

 

登山開始3日目。
キリマンジャロの山頂部がよく見える
ようになってきましたね。
  
 
 

ポーターは頭に荷物を担いでいます。
  
 
 

今は乾季なので、好天が続きます。
 
 
 


標高4700mの規模ハットに到着です。
しかし、ここを通り過ぎ、さらに5000m
まで一旦登ります。
  
 
 
 

陽が傾き始めたころ、高度順応のため、再び
キボハットへと降りてきました。
キボハットのテント場が見下ろせます。
  
 
 
 

2度目のキボハット到着です。
ここで登山開始後3泊目となります。
  
 
 

キボハットでの夕食です。
キボハットで出されたピザはどこのピザか
聞いて見ると、「ピザハット」と答えが
返ったとか、それはジョークとか・・・。
  
 
 
 

夕日に照らされるキリマンジャロ山へ
行く途中のちょっと険しい山です。
キリマンジャロ山は、この険しい山を
超えて行きます。
 
この後、キボハットで仮眠をとり、
午後11時の真夜中にキボハットを出発です。
  
 
 
 

そして、キボハットを出て約8時間後、
キリマンジャロ山の直下5800m付近で
ご来光となりました。
高度順応を少しおこなったとはいえ、途中、
4回ほど食べたものを吐いてしまったそうです。
  
 
 

高度順応に苦しみながら、2月23日
キリマンジャロ山(標高5895m)に
登頂成功です。
 
 
 

2日後に下山したマサは、泊まるホテルが
なかったため、ガイドのジャスティスさんの
ご自宅に泊めてもらいました。
ジャスティスさんのご家族からも歓迎され、
豪華な食事をいただいたそうです。
  
 
 

郷土料理のヤギのキャッサバ煮込みです。
ちなみに、ポテトチップスならぬ、
キャッサバチップスはとても美味しいのです。
おけパパも土産でいただきましたが、
とても美味しく、ビールが進むのです。
 
 
 
 

翌日、ジャスティスさんからレンジャーを
紹介してもらい、タランギレ国立公園に
サファリに出かけました。
この近くにはサファリで有名な
セレンゲティ国立公園もありますが、
動物に出会えるのはタランギレのほうが
確率が高いそうです。
  
 
 

トヨタのサファリカーで移動です。
 
 
 

さっそくキリンの夫婦がお出迎えです。
  
 
 

そして水辺ではライオンのプライドを発見。
プライドとは、オスライオン1匹に対し、
メスライオンやその子供が数頭いる群の
ことです。
  
 
 

ライオンやハイエナに食べ尽くされた
草食動物ヌーの死骸です。
 
 

ゾウさんです。
 
 
 

そして至近距離で茂みに身を隠すメスの
ライオンに遭遇です。
このあと、このライオンがサファリカーに
突進し、車を敵と思い襲ってきたそうです。
車の中にいても、その迫力はすごかった
そうです。
  
 
 

そして、人間が檻の中に入って昼食です。
  
 
 

午後には、木の枝でくつろぐヒョウを
発見です。
 
 
 

サファリのあとはキリマンジャロの滝へと
行ったそうです。
  
 
 
 

そして名もない小さな泉です。
  
 
 

サファリなどで5日間を過ごしたそうです。
そのときに利用したMoshiの街のホテルです。
1泊15ドル朝食付きです。
  
 
 

そしていよいよキリマンジャロを離れます。
エチオピア行きのローカル飛行機に乗ります。
 
 
 

搭乗券は当然、手書きです。
  
 
 
 

そして、エチオピアの首都、アジスアベバ
経由して、30時間後に大阪に到着し、
無事アフリカひとり旅の終了となったのです。
 
 
 

 冬の茶臼岳から朝日岳へ


写真は雪を被った那須連峰の稜線です。
今日は、栃木県と福島県にまたがる
雪の那須連峰へと向かいました。
  
  

東京駅を6時40分に出発する
東北新幹線「やまびこ203号」に乗ります。
  
  
 

美しいエメラルドグリーンの車体です。
  
  
 

自由席はガラガーラでした。
向かいのホームのガーラ湯沢行きの
上越新幹線はスキー・スノボ客で
満員です。
  
  
 

那須塩原駅には7時50分に到着です。
  
  
 
 

駅の待合室で着替えをしてから、
駅レンタカーでホンダFITを借りました。
   
  
 
 

那須湯本温泉から大丸(おおまる)温泉
へと行く道は、雪道でした。
  
 
 
 

大丸温泉の駐車場に車を置きました。
目の前の山の斜面は、昨年、那須岳
高校生雪崩遭難事故の場所です。
しかし、冬山のルートではないので、
何故こんな場所をラッセル訓練の場所に
選んだのか理解できません。
亡くなられた人のご冥福を祈りつつ、
おけパパの今日の山行の無事も祈ります。
  
  
  

今日のコースを見てみましょう。
大丸温泉をスタートし、冬季休業中の
ロープウェイ乗り場の横から峠の茶屋を
目指します。
そこからが本格的な登山道です。
稜線に出て、南にそびえる日本100名山
の茶臼岳(1915m)を目指します。
そのあとは、稜線を北に縦走して、
朝日岳(1896m)まで足を延ばすと
いうものです。
 
  
  
 
 

9時40分に大丸温泉を出発。
峠の茶屋に向けての最初の緩やかな登りです。
雪はさほど多くありません。
気温はマイナス3℃ですが、太陽がギラギラ
で、冬山なのに汗がにじみでてきます。
 
 
 
 

目指す朝日岳が目の前に見えてきました。
ニットの帽子が暑く脱いじゃいました。
  
  
 
 

峠の茶屋にある登山指導センターです。
センターは冬は閉まっていますが、
登山届だけは提出できます。
  
 
 

暑いので、半シャツ1枚になりました。
山の神の鳥居の半分くらいが雪に埋まり、
くぐることができません。
  
 
 
 

今度は、先ず目指す茶臼岳(通称 那須岳)が
見えてきました。
夏はロープウェイで9合目まで登れるので、
観光客も多く登山します。
しかし、この季節はロープウェイが休業で、
本格的な冬山装備に身を固めた、限られた人
しか登れません。
  
 
 
 

頂上付近では、火山らしく水蒸気噴煙が
上がっています。
  
  
 
 

これは朝日岳の手前の剣ヶ峰です。
稜線に上がる尾根筋からは、南に茶臼岳、
それに対峙するように北には朝日岳
そびえているのが見えます。
  
 
 

マイナス5℃ですが、ギンギラギンの
太陽のおかげで半シャツのまま稜線まで
登れそうです。
  
 
 

遠くに稜線に建つ避難小屋が見えて
きました。
那須連峰は、冬は強風が吹き荒れることで
有名ですが、今日はおだやかです。
  
 
 


登山開始から1時間30分の11時10分、
稜線に建つ避難小屋に到着です。
この小屋から上は強風地帯です。
  
 
 

テルモスの暖かいお茶を飲んで、
パワーをつけます。
同時に、半シャツの上に冬用ヤッケを
着用、真冬用の手袋も装着して出発です。
  
 
 
 

避難小屋から30分、12時ちょうどに
茶臼岳に到着しました。
雪はそれほど多くなく、ピッケルではなく
ストックで登ってこれました。
  
  
 

茶臼岳頂上の標識です。
  
 
 

自撮り棒を使って記念撮影です。
  
 
 

祠は茶臼岳頂上標識よりも1mくらい高い
ところにあります。
いつも強風が吹き荒れることを物語る
無数のエビのしっぽが祠に着いています。
  
 
 
 

絶景です。
遠くには尾瀬の最高峰である燧ヶ岳を
見ることができました。
この写真は、今回、唯一、他の人に撮って
もらったものです。
 
気温マイナス7℃ですが、太陽がギンギンで、
風が冬山では微風の5〜6m程度です。
とても暖かく感じます。
  
  
  

と、その写真を撮ってくれた人が
すごすぎるのです。
何と、アイゼンを自作しているのです。
庭の猫除け用プラスティック剣山の中に、
熊手を紐で縛って取り付けたものです。
何でも、冬山に初めて来たらしく、防寒具
などにお金がかかってアイゼンまで買う
ことができなかったそうです。
それでも登ってくるとは、強者です。
  
  
 
 

靴裏を見せてもらうと、熊手がそのまま
取り付けられています。
今日は穏やかな天気で、太陽の熱によって
雪も表面が溶け凍っていないため、
このアイゼンで登ってこれたのでしょう。
普通なら途中で滑落するところです。
この人はラッキーでした。
 
 
 
 
 

那須連峰の稜線をバックに記念撮影です。
  
 
 
 

お鉢周りをした後、再び避難小屋に向けて
下山です。
  
 
 
 

避難小屋から朝日岳までは、茶臼岳のように
簡単なルートではありません。
凍った雪面をトラバースしたり、凍った
岩稜を登らないとならないからです。
しかし、今日はラッキーです。
風がなく太陽が照っているために、
トラバースする雪面にも、トレースができる
ほど、雪が緩んでいます。
しかし、こういう時は雪崩にも注意です。
  
 
 
 

真後ろにそびえるのは先ほど登った
茶臼岳です。
  
 
 

朝日岳に向けての最後の登りです。
強風地帯らしく、シュカブラとエビのしっぽ
が無数にあります。
 
また、茶臼岳には10組くらいのパーティが
見えましたが、朝日岳はぜんぜん人が見え
ません。
この一帯は、おけパパが占領です。
  

  

登山口から3時間30分経った13時10分、
今日の目的地である朝日岳に到着しました。
誰もいないし、頂上から見渡す限り、
誰も見えません。
山を独占です。
 
 
 

那須連峰の稜線がみごとです。
おけパパの自撮り棒を利用しての、この
写真も見事です。
自撮り棒を岩と岩の間の雪に差し込んで、
10秒のセルフタイマーで自撮りです。
何回か失敗のうえ、この見事な写真です。
  
  
 
 

写真は朝日岳から三本槍岳へと向かう途中
にある清水平という大きな平原です。
雪を被って真っ白です。
おそらく、雪も深く、ラッセルを余儀なく
されると思われます。
  
 
 

誰もいない山で、一人で自撮りを楽しみ
ます。
  
 
 

茶臼岳をバックに、撮影です。
 
 
 

またまた、自撮り棒セルフタイマーでの
撮影です。
 
真後ろには、三本槍から三倉山への見事な
稜線です。
 
左の奥にうっすらと見えるのは、奥只見から
越後の山々でしょうか。
おそらく、越後駒ケ岳から八海山あたり?
  
右の奥にうっすらと見えるのは、磐梯山から
安達太良山のあたりでしょうか?
 
 
 
 

那須の下界です。
りんどう湖も見えています。
  
 
 
 

ということで、誰もいない山、この絶景
を見ながら、ビールでひとり乾杯です。
ヒールはもちろん、サントリープレミアム
モルツの香るエールです。
 
お昼をまわって冷えてきたので、ヤッケの
下にフリースを着用しました。
  
 
 

今日のひとり宴会は、あたりめをつまみに
エールビールをいただきます。
そのあと、おでんをつまみながら熱燗を
2合ほどいただくことにしました。
 
 
 

何よりも、この絶景が一番の酒のつまみです。
  
 
 
 

時刻も14時近くになってくると、かなり
冷えてきました。
気温計を見ると、マイナス10℃近くに
なってきていました。
 
熱燗がうまいわけです。
冬山での熱燗は、腹の底から体を温め
られる感覚があり、とても好きです。
  
 
 

時刻も14時を回り、風も少し出てきて
寒くなってきました。
天気も安定しているので、もう少し滞在
したいのですが、冬山では無理は禁物です。
冬山の雪面は、15時ごろには凍ってしまい、場所によってはアイスバーンになるからです。

若干の酔いも、マイナス10℃の中を
数時間も下山すれば、駐車場に着くころ
にはアルコールが抜けていることでしょう。
 

下山途中でも絶景を写真に納めていきます。
  
 
 
 

見事なセルフタイマーによる自撮りです。
いや、見事な雪の山並みです。
 
ただし、セルフタイマーの10秒以内に
撮影場所まで走って行きます。
若干の酔いもあり、慌ててツルッと足を
滑らせると、滑落の恐れありです。
注意が必要です。
  
 
 

陽が傾き始めました。
だぁーれもいない、この稜線を下って
いきます。
 
 
 

茶臼岳をバックに、午後遅くなって
凍りだした雪面をトラバースします。
足を踏み外すと、谷底まで滑落し、
最後のスケです。
この場所でのセルフタイマー自撮りは、
かなり勇気がいりました。
でもうまく撮影できました。 
 
遠く茶臼岳の下りルートに、7〜8名の
パーティの縦列が見えます。
 
 
 
 

凍りだした雪面に12本爪のアイゼンを
踏み込んでいくと、表面の雪がウェハースの
ように、パリパリと音を立てて割れ、
その下の締まった雪にアイゼンの爪がグイッと刺さりグリップしてくれます。
一番歩きやすく、不安のない雪面です。
これより遅い時間になると、表面の雪が完全に凍り割れないツルツルの氷になっていき、安全に歩けなくなります。
 

15時ごろに避難小屋近くまで戻って
きました。
傾いた太陽が再びギンギラギンになって
きました。
しかし、暖かさはもうなく、かなり冷えて
きています。
  
 
 

15時20分、いよいよ稜線を去る時が
きました。
ピッケルとストックに持ち替えて、絶景に
お別れです。
 
 
 

見事な景色でした。
見納めです。
 
 

最後に茶臼岳をバックにセルフタイマー
自撮りです。
ちょっと失敗で、顔が下を向いています。
 
茶臼岳の頂上付近では、水蒸気の噴煙が
上がっています。 
 
 
 

傾いた太陽を背に歩くと、白い雪面に
自分の黒い影が映り、不思議な気分です。
  
 
 

最後に、傾いてきた太陽に照らされている
朝日岳を撮りました。
  
 
 

無事に山の神の鳥居まで下山しました。
 
この後、大丸温泉の駐車場には、
16時40分に到着しました。
登山開始から、ちょうど7時間でした。
  
 
 
 

駅レンタカーにホンダフィットを返却し、
17時30分に那須塩原駅へと入りました。
  
 
 

18時02分の東北新幹線「なすの280号」
に乗りますが、時間が少しありました。
暖房の良く効いた待合室で、横の喫茶で
買った那須牧場の特製ソフトクリームを
いただきました。
体を動かした後は、何故かバニラの
ソフトクリームがとても美味しいのです。
  
 
 

定刻どおりやって来た「なすの280号」は
17両編成と長い列車です。
おけパパは、9号車グリーン席に座りました。
グリーン席は、ふくらはぎ乗せがあり、
疲れた足が癒されます。
  
 
 

東京駅には、19時16分に到着しました。
「なすの280号」は、グリーンと赤の
新幹線が連結されていたので、記念撮影です。
  
 
 

東陽町のマンションには、19時40分に
帰ることができました。
毎度ながらの、ひとり登頂祝いです。
 
生牡蠣、ホタル烏賊、刺身などをつまみに
タイのChangビールと、桃川、鳥海山
純米吟醸酒をいただきます。
メインは貝尽くしのお寿司でした。
 
ということで、疲れて酔っ払ったので、
おやすみです。
 
おしまい。