冬の谷川岳からの眺望を期待して


今日は、1月に引き続き冬の谷川岳を一人で目指しました。
 
1月、ゆうパパと谷川岳に行ったときは、吹雪で頂上からの眺望も
なく、双峰のトマの耳には登頂できましたがオキの耳に行けず、
そして何よりも吹雪により頂上での酒が飲めなかったのです。
 
 
 

昨夜、天気予報を見ると、東京は曇り、山梨、栃木方面は曇り時々晴れ、
群馬(みなかみ)、新潟(越後湯沢)が晴れのち曇りとなっていました。
山の天気予報も、谷川岳が晴れで午後3時ごろから曇りとのこと。
今朝早くもう一度天気予報を見ても同じ!
 
これは前回のリベンジを果たすべく、谷川岳に行くしかない!
とのことで、あわてて用意をして東京駅に向かったのです。
          
 
 



東京駅6時36分発ガーラ湯沢行きの「Maxたにがわ401号」に
乗ります。これはいつもお世話になる新幹線です。
      
 
 


今日はスキーやスノボ客でいっぱいで、自由席はすでに長蛇の列。
新潟方面が晴れるからでしょうか。
座れるか心配です。
         
 
 


2階建て部分はすでに人でいっぱいになりましたが、1階席で窓際に
座ることができました。
         
  
 

定刻の午前7時53分に上毛高原に到着です。
ここから谷川岳ロープウェイ乗り場まで路線バスに乗ります。
            
しかし、外に出てみると、ちょっと曇っています。
雪もちらついています。
この後晴れてくるという天気予報を信じてバスに乗り込みました。
何と、バスには登山客がいっぱいで、おけパパは座りましたが、
満員になって立つ人がたくさん出てきました。
        
 
 


午前8時45分に谷川岳ロープウェイ乗り場に到着です。
外はまだ曇っています。
        
 
 
 


ロープウェイに乗って天神平のスキー場まで登りました。
山頂方面は曇っています。
しかも雪が結構降っています。
           
 
 

少し歩いて小高い場所からスキー場を見下ろします。
            
 
 


谷川岳方面をバックに写真を撮ります。
尾根筋の雪庇がかなり張り出しており、踏み抜くと大変です。
       
 
 

こんな感じです。
    
 
 
 


谷川岳が目の前に見えてきました。
しかし、雪が降っており、山頂も雲の中です。
       
 

ちょっと雪が結構降ってきました。
             
 
 

頂上の見えない谷川岳をバックに、西黒尾根を望みながらの撮影です。
滑落すると、最後の助です。
          
 
 

熊沢避難小屋に到着です。
今日は登山客が結構多いようです。
聞くと、みなさん、晴天率の低い谷川岳が、珍しく晴れるという
天気予報を見て来たというのです。
おけパパと同じ思考で行動しているようです。
 
天気予報を信じてここからストックをピッケルに持ち替え、ヤッケを
厚手のものに替えて再出発です。
         
 
 

午前11時50分に肩の小屋に到着です。
しかし、ホワイトアウト状態で視界が全然ありません。
1月に来た時より、1メートルほど雪が増えています。
             
 
 

午後12時すぎに谷川岳双峰頂上のひとつ「トマの耳」標高1963mに
到着です。
       
 


しかし残念ながら視界が全然ありません。
1月の時と異なるのは、雪は降っていますが風があまりないことです。
 
 
  

トマの耳からオキの耳へ向けての最後の登りです。
          
 
 

午後12時20分、双峰谷川岳頂上「オキの耳」標高1977mに到着です。
         
 
 

オキの耳から少し一ノ倉方面に稜線を歩いたところで昼食を取ることに
しました。
       
缶ビールとウィスキー、あたりめ、つぶ貝をつまみにして飲みます。
メインディッシュはラーメンです。
        
 
 

風はありませんが、気温はマイナス10℃を下回っています。
しかも雪が降っていて寒いので、ウィスキーのお湯割りが
とてもうまいです。
           
 
 

オキの耳につながる稜線の大雪庇は谷川岳の名物ですが、今日は雪と
ガスの中でよくわかりません。
      
ひとりでの宴会も帰りの電車を考え、30分で終了です。
     
  

午後1時前に下山開始です。
           
 
 

下山方向の景色です。
今日は晴れるどころか、前回と同じで天気は雪です。
  
  

谷川岳を振り返りますが、頂上は見えません。
リベンジを果たせませんでしたが、オキの耳に立てたことと、
頂上でこじんまりした宴会ができたことが唯一の前進です。
      
 
 

標高が少し下がると雪は止み、これから歩いて戻る尾根筋が
きれいに見えるようになりました。
この美しいラインを歩いて帰ります。
           
 
 

西黒沢を遠くまで望みます。
左の尾根は西黒尾根、右の尾根は田尻尾根です。
  
        
 

天神平スキー場が見えてきました。
       
 
 

天神平から再びロープウェイで下山します。
下山は午後3時でした。
         
 
 

谷川岳ロープウェイ乗り場で下山しての撮影です。
ひとりでの登山では自取り棒が役に立ちます。
      
  

ロープウェイ乗り場を後に、JR土合駅まで歩きます。
結構雪が降っています。
        
 
 

土合駅の手前には、登山者の聖地である「土合山の家」があります。
     
 
 

午後3時20分、土合駅に到着です。
      
 
 

電車は上下ともに1日5本しかありません。
そのうちの1本となる午後3時34分発の水上行きに乗ります。
        
 

3両編成の電車です。
土合駅は水上方面行きの上りホームは地上にありますが、
越後湯沢方面行きの下りホームは地下のトンネルの中にあります。
             
実はここで、下山時のロープウェイで一緒になった、登山者の
おっさんと兄ちゃんに再び出会い、電車の中で意気投合して、
水上駅で乗り換えて高崎に行く間、ビールを一緒に飲んだのです。
      
 
 

高崎からは、登山者のおっさんがおけパパと同じく、東京まで
新幹線に乗るということなので、高崎駅で日本酒とつまみを買い
込んで、午後5時09分発の「Maxとき332号」に乗りました。
 
 

自由席に座った登山者のおっさんとおけパパは、東京駅まで  
宴会状態でした。
      
 
 

東京駅で登山者のおっさんと別れたおけパパは、そのまま東陽町
マンションまで戻りました。
       
 
 

疲れたので、久しぶりに小さいですがマンションの湯船につかりました。
  
 

夕食は、サントリーエールビール、前回購入した純米酒谷川岳」、
おけパパの大好物の生牡蠣10個、これまたおけパパの大好物の
つぶ貝の煮つけ、またまたおけパパの大好物の鮪の赤身です。
大好物づくしで、ひとり登頂祝いとなったのです。